ファッション
時計のプロがブランドごとに厳選!
約10万円で買える本格腕時計
2020.11.27
毎月頑張った給料で何を買おうか各種サイトを覗き見している人へ、時計という選択肢をGOODAは提案!
時計なんてスマホがあれば十分だよということなかれ、スーツの袖からちらりと見える時計は男のアクセと呼ぶにふさわしいファッションアイテムなのだ。そこで、今回はラグジュアリー時計からジュエリーまでこだわりのセレクトを誇る老舗時計宝飾店「MICHIMATA」の工藤さんに10万円前後で買える時計をセレクトしてもらった。
デザインだけで選ぶのは禁物!時計選びのコツ
高い買い物だからこそ、絶対に失敗したくない時計選び。まずは、創業60年を越える盛岡の老舗時計宝飾店「MICHIMATA」副店長の工藤さんに、10万円前後で良い時計を選ぶコツを教わった。
工藤さんいわく、時計購入の相談をされる際に、「高級時計なのにすぐ壊してしまった」「利用シーンが限られて引き出しの肥やしになってしまう」などの意見が非常に多いとのこと。デザインだけで選んだ結果、自身の用途に合わず使いこなせなかったという人が非常に多いのだとか。
多くの時計は、開発目的に合わせ機能やスペックが決まり、それがデザインにも影響してくるのだ。例えばダイバーズウォッチでは、水の侵入を防ぐ頑丈なケースに安全に潜水時間を把握する逆回転防止ベゼル、暗い海中でも見える夜光針とインデックスが必要不可欠。どのメーカーも、これらの必須条件を満たすデザインでダイバーズウォッチを製作するのだ。
つまり、時計のスペックと自身のライフスタイルや用途をよく検討することが時計選びでは何よりも大切。ビジネスシーンでの利用をメインに考えるならメタルブレスレットや革ベルトを選んだり、汗をよくかく人は革ベルトは控えたりといった具合だ。
そんな時計選びのポイントを踏まえつつ、ここからは工藤さんセレクトの時計を見ていくことにしよう。
01.時計好きに一目置かれるITブランド
モーリス・ラクロア アイコン クオーツ デイト 42mm AI1008-SS002-130-1
1975年に時計の聖地、スイスはチューリッヒで誕生した「モーリス・ラクロア」は、高い技術と優れたデザインで近年、注目が高まっている知る人ぞ知るITブランド。
この「アイコン」はブランドを代表するフラッグシップライン。90年代にヨーロッパで絶大な人気を誇った同社の「カリプソ」をリバイバルしたモデルとなっており「モーリス・ラクロア」の人気を一気に押し上げた名作だ。
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MICHIMATA
工藤さんブランドの顔ともいえる「アイコン」の特徴的なデザインの要素はそのままに、ムーブメントをクオーツとすることでリーズナブルな価格となっています。フラットなサファイアクリスタルが洒落た印象で、シャツの袖口をスタイリッシュに飾ります。
02.最先端技術を用いた次世代アナログ時計
トゥルーム スウィングジェネレーター TR-ME2007
プリンターなどの精密機器で知られるセイコーエプソンがつくるウォッチブランド「TRUME(トゥルーム)」。2017年にスタートしたこのブランドは、“最先端技術でアナログウオッチを極めることを目指す”ことをコンセプトに、エプソンが誇る高度な技術が注ぎ込まれている。
2020年に登場したこのモデルは、同社独自の新機構「スイングジェネレータ」を搭載し、昼夜問わず人の動きで発電。裏蓋のガラス窓から回転錘を見ることができ、自らの動きで発電する楽しさを実感できるのも特徴だ。
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MICHIMATA
工藤さんGMT機能、セラミックベゼル、チタンケースなど機能面も充実。使う人のことを徹底的に考えた設計で、繊細な仕上げは熟練の技術者が担当しています。機能美と耐久性を兼ね備えており、ビジネスにもアクティブシーンにもマッチします。
03.特殊部隊御用達のタフネスウォッチ
ルミノックス リーコン リーダー クロノグラフ 8841.KM.SET
「ルミノックス」は、1989年にアメリカ創業と、老舗時計ブランドの中では比較的若くはあるが、92年から米軍海軍特殊部隊ネイビーシールズと共同開発を行うなど、現代ミリタリーウォッチ界のトップランナーを走るブランド。
大きな特徴として、ブランド名の「ルミノックス」はラテン語で「ルミ=光」、「ノックス=夜」を意味し、優れた夜光システムをどのモデルにも搭載している。同社を代表するテクノロジーであるLLT(ルミノックス・ライト・テクノロジー)は、トリチウムガスをマイクロカプセルに封入し最長25年もの間、24時間自発光し続けるというものだ。
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MICHIMATA
工藤さんこちらのクロノグラフアラーム機能を搭載したモデルは、アウトドアや日常生活に便利なアラーム機能を必要とするシーンに最適です。スポーツやアウトドアを楽しむ大人にオススメ。交換用のナイロンストラップも付属しています。
04.自動巻きでもタフネスを求めるならコレ
ボールウォッチ ストークマン ヴィクトリー NM2098C-S5J-BK
「BALL Watch(ボール・ウォッチ)」は、鉄道用時計として1918年にブランドの創業者であるウェブスター・クレイ・ボール氏が開発した時計がブランドの始まり。
実用時計からブランドが始まった経緯もあり非常にタフなつくりなプロダクトが多く、高級時計を愛するアウトドア派から圧倒的支持を集めている。その理念を知ってのことか、ドラマ『相棒』では及川光博氏が同ブランドの時計を劇中で使用していた。タフな男を支えるアメリカンウォッチの雄。
ベーシックなデザインの「ストークマン」は、高機能ながら手頃感が強く人気のシリーズだ。
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MICHIMATA
工藤さん10万円台でありながら機械式自動巻であり、5,000Gsの耐衝撃性や100m防水などのタフネス構造をしっかりと装備しておりコスパ抜群。着け心地や視認性にも配慮されており、上質さと機能性が完璧に調和しています。デイリーに使いやすいデザインながら、ブランド背景やタフさが男心をくすぐる一本です。
05.ミニマルなバウハウスデザインでシーンを選ばない
ユンハンス マックス・ビル 027.3701.00
1861年にドイツで創業した「ユンハンス」は、機械式時計の全盛期である20世紀初頭にはロレックスやオメガに迫るほどの人気を誇った老舗。「マックス・ビル」は、ドイツが誇るデザインスクール、バウハウスが誇る巨匠マックス・ビルがデザインした時計を復刻したモデルだ。
装飾性を極限まで排したミニマルなデザインは、シーンはもとより時代すらも超越するバウハウスの精神を強く受け継いでいる。
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MICHIMATA
工藤さん多分野で活躍したクリエーター、マックス・ビルが緻密な計算の上でデザインした究極のシンプル時計です。無駄がなく流行に左右されないデザインは、ビジネスにもデイリーにも最適。今では数の少ない機械式手巻きを採用し、昔ながらの時計の楽しさも味わえます。
いかがだったろうか。ビジネスシーンだけでなくオフスタイルにも合うものばかりなので、粋な時計で男らしさに更に磨きをかけよう。
ITEM DATA
MICHIMATA ver.R
昭和26年創業の老舗「MICHIMATA ver.R」は岩手県盛岡市にある時計宝石店。東北最大級規模のブランド正規販売店として信頼と安心を提供する。豊富な品揃えと高い信用の置ける評判は県内外からの客足も多い。店舗には時計技術者、宝飾加工技術者が在籍しているので充実のアフターサービスも備えている。