GOODA
vol.41 INDEX
TOPへ

キャンプにフェスにマリンスポーツと、遊びの幅が広がる“いい季節”になってきた。いくつになっても感じるワクワクした気持ちのままに道具も新しくしてみない? 道具が変われば、気分も上がり、遊びがもっと楽しくなる! さあ、来週末はどこにいこう?

Model : JUNPEI MIZOBATA
Photos : TATSUYA YAMANAKA(Q+A)
Styling : RYO KURODA
Hair&Make : MARIKO SASAKI

あっという間にうららかな春が去り、いつもの、暑い夏が顔を出してきた。日差しに映えるビビッドカラーも良いが、男らしさを引き立てるモノトーンが今夏の一押し。清涼感も際立ち、上品に仕上がる装いで初夏のコーデをアップデートしよう。

柄モノもワントーンなら

品良くまとまる

大胆なプリント柄で

シックな黒に遊びをプラス

青×黒のコントラストが

清涼感をアップさせる

Interview

「上京したての頃、上野に住んでいました。当時の記憶がよみがえります」と、ロケ地の上野周辺を懐かしむ、溝端淳平さん。17歳で「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のグランプリを受賞し、芸能界デビュー。爽やかな笑顔はいまだ少年のようだが、茶室の空間にもしっくりと溶け込む、大人の雰囲気も醸し出していた。

 初出演映画『DIVE!!』では飛込競技のダイバー役を、高知県の「よさこい祭り」をモチーフにした、主演映画『君が踊る、夏』など。夏を舞台にした作品と縁が深い彼に“夏の思い出”を聞くと、「その時期に実家へ帰れた時は、幼稚園からの幼なじみたちとバス釣りをします。田舎なので、釣りぐらいしかやることがないんです(笑)」と、いたずらっぽく話す。

 故郷との縁を大事にする溝端さんにとって、幼なじみは「家族同然」なのだそう。気心の知れた友人といると、思わず童心に返ってしまうそうで……。

「『ポケモンGO』がブームだった時は、急に思い立って、近所の山をドライブしたこともありました。『ポケモンじゃなく、本物のモンスターを探しに行こうぜ!』って(笑)。夜に遭遇する野鹿やイノシシって、目だけが光っていてモンスター級に怖いんです」と笑う、溝端さん。

「幼なじみとはいつも何をするでもなく、共通の思い出話で笑いあって過ごすだけですが、本当に気持ちがリフレッシュできます。年々、地元が好きになっている気がしますね」

2018年2月からスタートし、先日の上海公演で終演した蜷川幸雄三回忌追悼公演『ムサシ』。溝端さんは2013年と2014年の公演で佐々木小次郎役を演じ、今回も続投した。なじみとなった出演者との関係も良好のようで、「藤原竜也さんと吉田鋼太郎さんに、特に仲良くしていただいています。3人で食事をすることも多く、大阪公演の時は、8軒も“はしご”しました(笑)」と、演劇人らしい豪快なエピソードを語ってくれた。

「舞台は、千秋楽まで毎日発見があり、進化していくことでいいお芝居が届けられます。プレッシャーもあるので、時には寝ながら台詞を言ってしまうほど、苦悩もします。でも、舞台に立つと“生きている”と思えるんですよね……。ここ数年、舞台で演じることに魅せられています」

 そんな舞台づいている溝端さんですが、5月末から、向田邦子原作のふたり舞台『家族熱』が控えている。

「相手役のミムラさんは、向田さんの大ファンで“伝道師”と言ってもいいほどの方。一方、僕は向田作品の初心者です。ふたり芝居は平坦になりがちだと言われますが、エキスパートのミムラさんとビギナーの僕とのギャップで、どんないい化学反応が起こるのか、楽しみ。“この作品に運命を託す”というほどの熱量で、作品に挑みたいと思っています」

NEXT CONTENTS