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数ある趣味のなかでも無数の楽しみ方ができる鉄道。あまりにも奥深すぎて、手を出していいのか不安な人も多いだろう。そんな憂いを取っ払ってくれる、新しいタイプの鉄道専門用語集をご紹介。

初心者からマニアまで、鉄道好きなら思わずニヤリとする用語をイラストとともに辞典形式で紹介。車両、線路、施設などの専門用語ほか、愛好家同士で通用する造語まで約900語を収録し、さまざまな角度から鉄道を楽しめるコラムなどが掲載されている。用語解説は鉄道ライターの栗原景、イラストは鉄道漫画の名手・池田邦彦。

「山手線」から「タモリ」まで、
幅広い鉄道用語を収録

 身近なのに、鉄道は趣味にするには遠い存在。好きになるためには、まず専門用語を知ることから始めなければならないし、だからといって字ばかり、知識をひけらかすばかりのハウツー本は読む気にならない。そんなときにオススメしたいのがこの辞典。
 「20系」「101系」などといった鉄道車両名から、ニュースでよく耳にした「超電導リニア」、身近な「山手線」、果ては「タモリ」や「君の名は。」まで、わずかでも鉄道に引っかかる要素があれば用語として紹介されている。さらに、箸休めとして「駅弁傑作集」や特急列車に関するコラムなどが充実しているところも嬉しい。
 「鉄道」を中心に、枝分かれしていくような感覚で知識が身についていくのを実感でき、バランスよく配置されているイラストの心地よさも相まって親しみやすい。その数、270点越え。もっとも、単語をかみ砕くための意味合いのものと、明らかにイラストを手掛けた池田氏の思いの丈を打ち明けたものとの割合が5割ずつくらいなのだが……。
 鉄道愛がたっぷりこもったこの辞典を片手に、まずは「読み鉄」から始めてみてはいかがだろうか。

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