セクシーで艶っぽい立ち居振る舞いから、「国民の愛人」と呼ばれていた橋本マナミさん。昨年11月に結婚すると今年7月には第一子を出産し、ママとなった。だが、美貌やスタイルの良さは相変わらずである。
独身時代はさぞや多くの男性からアプローチを受けてきたに違いない。そんな彼女に男性からもらった思い出深いプレゼントについて聞いた。さらに女性に何をプレゼントしたら良いか、悩む男性たちへのアドバイスも披露してくれた。
「国民の愛人」というキャッチフレーズから、彼女を口説き落とそうと列をなす男性たちを想像してしまう。本人を目の前に思わず「やっぱり男性からたくさんプレゼントをもらってきたんですか?」と尋ねると、悪戯っぽく笑った橋本マナミさん。「もらった数は……、多いと思います」と答えてくれた。
数々の贈り物のなかで、特に印象に残っているのは、たびたび共演している梅沢富美男さんから頂いたものだという。
「何度かプレゼントを頂いたことがあるのですが、ブランケットや化粧筆など、いつもセンスの良いものをくださいます。とくに化粧筆は女性なら毎日のように使う日用品で、自分ではあまり高価なものは選びません。しかも、一本あったら、ボロボロになるまでずっと使い続けてしまいます。
だからプレゼントで頂くと、とても嬉しいですね。しかも私の名前まで彫ってくれていたので、手間をかけて準備してくださったのが伝わってきて、感激したのを覚えています。女性のツボを抑えた贈り物ですよね。男性だとあまり思いつかないプレゼントかもしれません」
たしかに化粧筆という発想は出てこない……。しかも化粧品売り場は女性ばかりで立ち入り難い。買い物を頼まれたとしても、ドギマギしてしまう男性も多いのではないだろうか?
「実は化粧品のプレゼントって嬉しいんですよ。たとえばリップも自分で選ぶと、決まった色ばかりを買ってしまいます。新色をマメに買う人はコスメが好きな女性に限られるのではないでしょうか。
だから、店員さんにオススメされた人気のカラーでも、女性は持っていない可能性が高いし、けっこう喜ばれると思います。口紅でもアイシャドーでも、コスメの贈り物は断然、アリですね」

またもうひとつ嬉しかったプレゼントとして、結婚指輪を挙げた橋本さん。新婚の彼女らしいコメントだが、そこには男性からのプレゼントに女性が感じている本音が表れていた。
「サプライズでアクセサリーを贈る男性もいると思いますが、夫には絶対に自分では選ばないでねと釘を刺していました。なぜなら、男性が選ぶアクセサリーと、女性が好きなデザインってまったく違うんです。
男性は大きなモチーフが付いたデザインなど、ゴテゴテとしたアクセサリーを選びがち。でも、そういうアクセサリーは実用的じゃないので、女性はモチーフが小さく、シンプルなデザインのものが好きだったりします」
なるほど、アクセサリーを日常的に身に着けている女性ならではの意見で、参考になるのではないだろうか。反対にもらって困惑した贈り物を聞くと、ある男性にもらった誕生日プレゼントを思い出したようだ。
「その昔、スリッポンと中古CDをセットでもらったことがありました。私が好きなアーティストのCDだったんですけど、明らかに中古ってわかる状態で幻滅しました。スリッポンも普段の贈り物ならまだしも、誕生日プレゼントだったんですよ。センスがないにも程があります!」と、憤る。
「でも、悪気があったわけじゃないみたいだし、不思議。なんでそれをくれたのか、いまでもわからない。私が好きなアーティストなのに、どうして中古なの? 新品で良いよね? お金がなかったのかな……」
ほかにもプレゼントの渡し方が個性的で彼女を戸惑わせた男性もいたという。
「海外育ちの男性だったのですが、プレゼントを開けたら、『次は冷蔵庫の上を見て』といった具合に中に指示書が入っていて、宝探しをするような演出になっていました。海外では子どもにプレゼントを渡すときによくやるそうなんですけど、私はそのとき20代も後半だったので、素直に喜べなかったな。
しかも、2〜3回で終われば良いのに、その工程が8回くらいあって、流石に多いよって思いました。最後に鍵が入っていて、それで箱を開けると二人の思い出の写真が入っていました」
サプライズは渡す側が自己満足に陥りがちなので注意したいところだ。では、いったい何を渡すのが正解なのだろうか? GOODA読者のために、女性が喜ぶプレゼントを挙げてもらった。
「女性同士でも贈り合う入浴剤とかボディクリームは良いと思います。シャンプーもこだわりを持っている女性は多いのですが、オーガニック系の高価なシャンプーなら喜ぶ人は多いかな。あとはジェラードピケのルームウェアとかも狙い目。洋服はデザインや色など、センスが問われますけど、ジェラードピケならハズレはないのでブランドに頼るのも手ですね。香水は匂いの好みがあるのでNG」
とはいっても、好みは人それぞれ。絶対に喜ばれるとは限らない。きちんと贈る相手の趣味や持ち物をリサーチすることをすすめる。
「贈り物上手になるには、普段から彼女の好みをリサーチすることですね。雑誌を読んでいたときに、『これ、かわいい』って言っていたとか、買い物に出かけたときに好きだと言っていたモノを覚えておくこと。
男性はあまり女性と一緒に買い物に行きたくないかもしれませんが、好みを押さえたプレゼントをもらうとうれしさも全然違います。本当は何がほしいか聞くのがベストなんですけど、サプライズで渡したいなら、女性の友だちに意見をもらうと正解に近づくと思います」

また、もし結婚しているなら、奥さんへのプレゼントは、花が良いという。
「しかも記念日じゃないときに贈るお花。男性は花と聞くと花束を想像するかもしれないのですが、一輪挿しなど別に豪華なものじゃなくていいんです。むしろ花束だと何かやましいことでもあったのかと、邪推されてしまいます。普通の日に、さりげなく渡されると、私のことを考えてくれているんだなって感じられて、女性は嬉しいんです」
そして、最後にもうひとつテクニックを教えてくれた。
「プレゼントに手書きのメッセージがついていると、すごく嬉しいですね。大した内容が書いてなくて良いんです。昔、フジテレビの榎並アナから、バレンタインのお返しをもらったことがあるんですけど、そこにちょっとした手紙がついていて。
別に好きでもなかったんですけど、嬉しくてずっと取っておきました。スマホでやり取りすることはあっても、恋人でも手書きのメッセージってなかなか贈りません。ただ3行くらいにとどめてください。長文はNG。お花と同じようにさりげなさが大切なので」
橋本マナミさんのアドバイスを参考に、贈り物上手を目指してみては?