職人技が光る 実力派パンツ専門ブランド

2018年にスタートした、ボトムスのみを扱うブランド「MAKE SENSE LABORATORY（メイク センス ラボラトリー）」。モノづくりの基盤となるのは1926年創業のスラックス専門工場「第一被服」。熟練の職人がひとつひとつの製造工程を手作業で行い、非常にクオリティの高いパンツを生みだしている。実店舗をもたず、WEB限定での販売を行っている稀有なブランドだ。

【左】見た目の上品さと足の動きに余裕をもたせた美シルエットが特徴となる「OYOBARE」。裏地とポケットの袋布が蒸れを軽減し、生地の貼り付きを防ぐためメッシュ地を採用するなど、見えない箇所にもこだわりが詰まっている。 1万9,800円

【中】股上にゆとりを設けたワイドなシルエットが特徴となる「TEBURA」。その名のとおり手ぶらで外出できるよう内側に大きなジップ付きポケットを配しており、必要に応じて折り返して外せば小型バッグのように使えるのもポイントだ。1万7,600円

【右】フリース素材を使い、脇はシームレス、内股の縫い代を外にだすことで極上の肌あたりを実現した「IGOKOCHI」。レーヨンを混紡したフリースはストレッチ性もあり、アウトラインをすっきりさせることで大人っぽさを備えているのもポイント。1万6,500円

問メイク センス ラボラトリー　TEL.03-6821-2235

ドレッシーなのにカジュアルライクな パンツを作る専業ブランド

NEAT（ニート）＝きちんとした、行儀の良いという意味をもつ、2015年に日本で始動したパンツ専門ブランド。クラシックなスタイルをベースに上質かつ丁寧なモノづくりにとことんこだわり、メキメキと人気上昇中。ドレッシーなのにスニーカーにもバッチリ合うという、相反する要素を見事に実現している。ハイクラスなインポートメーカーからミリタリーのデッドストックまで、枠にハマらない多彩な生地選びにも注目。

【左】深い2タックが入った腰回りからテーパードのかかったレッグラインが特徴となる「Antique Corduroy Tapared」。素材にはアンティークコーデュロイが使われアメリカンな雰囲気。敢えて細畝を選ぶことでミニマルな印象で、程よく大人っぽい雰囲気に。3万6,300円

【中】第二次大戦時、英国でパイロットの軍服用として開発されたという歴史をもつベンタイルを生地に採用したトラウザーズ。ドレッシーな雰囲気のなかに武骨さも備え、他にはない個性的な仕上がりになった１本だ。4万9,500円

【右】目の詰まった肉厚感のあるフェルト地で製作された「FFelting Flannel Chalk Stripe Wide」。冬らしいカラーにピンストライプを組み合わせクラシカルな印象に。深めの2タックが入った股上からキレイなラインでストンと落ちるワイドシルエットも見どころ。穿きこむほどに変わる風合いも楽しみたい。3万8,500円

問にしのや　TEL.03-6434-0983

ヘビーデューティーなパンツを追求する イタリアの職人ブランド

2018年、数々の名門ブランドの縫製を手掛けてきたイタリアの縫製工場Paolo Zappon BPL社と、デザイナーのBusacchi Emilianoがタッグを組んで立ち上げた「VALARSA（ヴァラルーサ）」。長年アウトドアやオートバイウェアを手掛けていたEmilianoが、ファッション（流行）とは対極にある機能的で頑丈なモノづくりをイタリア製の生地、付属を用いてつくり込んでいる職人的なパンツブランドだ。

日常のリラックスしたスタイルや、キャンプやサイクリングなどのアウトドアシーンでも使用できるタフなつくりも魅力となる「SPITS」シリーズ。お尻まわりはやや大きめで、裾にかけてターパードしてストンと落ちるキレイなシルエットが特徴だ。エレガントなシルエットとヘビーデューティーが同居するデザインは、同ブランドならでは。素材によって雰囲気も大きくこと異なるので、好みのアイテムを選びたい。

【左】SPITZ FLANNEL/3万6,300円　【中】SPITZ TWILL/3万1,900円　【右】SPITS DENIM/3万8,500円

問フォーチュンチージャパン　TEL.03-5708-5831