海遊びの達人10人が溺愛!“マリンレジャー”充実グッズ

海を愛する男たちが注目する、海遊び必携グッズを大紹介。サーフィン、海釣りで重宝するマストアイテムから、家族で楽しむための便利グッズまで、リアルな海好き達の声はきっと参考になるはず!

Text : RYO KIKUCHI
Edit:NAOKI MASUYAMA

2019.07.16

海グッズ、達人はどこを見て選んでる?

今回の取材を通して判明した、達人たちが海グッズ選びでこだわるポイントは、利便性や快適性などさまざまあれど、共通していたのは“永く愛用できる”こと。レイバンやオークリーのサングラスや、ボーズのワイヤレススピーカーなど、流行に左右されることなく、デザイン・機能面ともに申し分ない逸品がチョイスされていた。そんな海遊びライフをさらに充実させてくれるアイテム10品を、本人たちが選んだストーリーと共に、とくとご覧あれ!

小山内 隆さんのイラスト
takashi osanai 小山内 隆 さん
『サーフィンライフ』
編集長 47歳

2017年、復活を遂げた『サーフィンライフ』編集長であり、根っからのサーファーでもある。

DATA
●よく行く海は?
神奈川・鎌倉、藤沢エリア/千葉・全域/
茨城・鹿島エリア
●誰と行く?
ひとり
レイバンのウェイファーラー
新調を目論む海の必需品は街でも活躍する大定番で

言わずもがな、強烈な陽射しから目を守るサングラスはビーチに欠かせない。小山内さんはこれまでサーフブランドのスポーツタイプを愛用してきたが、「街でも使える1本を」と追加投入を決心。そこで「昨年、職場近くに直営店ができて以降ずっと気になっていた」というレイバンのなかでも大定番モデル「ウェイファーラー」をチョイスした。「トレンドにいい意味で流されないから使いやすい。海でも、街でも、車の中でも、やはり頼れますね」。

佐野賢太さんのイラスト
kenta sano 佐野 賢太 さん
ベルーフバッゲージ
ディレクター 38歳

シティで使える高機能バッグを展開するブランドの創始者。月2回のボディボードは最高の息抜き。

DATA
●よく行く海は?
千葉・北エリア
●誰と行く?
友人、家族
フリーウォータースのトゥリーライン
先入観を覆す、やみつきの履き心地

気軽さばかりがフィーチャーされがちな“ビーサン”。しかし、佐野さんはフリーウォータースのトゥリーラインと出会って考えを一新した。「登山などで欠かせないマットレスを製造するサーマレスト社製のフットベットはとにかく履き心地が最高」と絶賛。1足5,000円程度で購入したこの逸品を、既に2足所持している。鼻緒部分のデザインが多彩で「気分によってどれを履くか選ぶのも楽しそう」と既に買い足しを決めている。「売上の1%をウォータープロジェクトに活用するブランドの姿勢にも共感します」。

名村恒毅さんのイラスト
tsuneki namura 名村 恒毅 さん
イトナム 代表 42歳

ファッション、雑貨、フードと幅広いジャンルのプロモーションを手掛ける企業・イトナムの司令塔。

DATA
●よく行く海は?
神奈川・湘南エリアの七里ヶ浜
●誰と行く?
ひとり
タイラーサーフボードのロングボード
名匠の作る1本が上達への希望を抱かせる

失恋の思い出を振り払おうと、仲間たちの後を追い海へ向かったのは10年ほど前。そこで出会った波に恋をして、今ではサーフボードを片手に週2で通うほどだ。「これまで何千回と波にアプローチしてきましたけど、手応えを得たのは数えるほど。まだまだです」。ならばと今夏は、知人から情報を得た名シェイパー(サーフボードを仕上げる人)が作る1本に希望を見出す。「安定感がありライド感も楽しめる。これならなんだかうまく乗れそうな気がします(笑)」。

山越弘世さんのイラスト
kosei yamakoshi 山越 弘世 さん
ベルーリア オーナー 46歳

ヤエカ、コモリのほか、市松のアクセや出西窯なども揃えるショップ、ベルーリアを運営。

DATA
●よく行く海は?
神奈川・湘南エリアの由比ヶ浜、七里ヶ浜
●誰と行く?
友人やお店のスタッフ
ハイエース用ルームキャリアー
相棒のスペックアップに大貢献!

山越さんは群馬県高崎市、桐生市、神奈川県鎌倉市に展開するショップ「ベルーリア」の代表。常に店舗間を動き回り、鎌倉店へ寄った際にはサーフィンに興じる。そんな彼を支えているのが「店舗の備品や飾りをはじめ、サーフボードを運ぶのにも便利」という愛車のトヨタ ハイエース。唯一の難点はサーフボードが荷室の1/3を占めてしまうことだったが、安定感抜群でサーフボードの積載も視野に入れた設計が嬉しいルームキャリアーでどうやらクリアできそうだ。

菊池陽之介さんのイラスト
yonosuke kikuchi 菊池 陽之介 さん
スタイリスト 39歳

スタイリスト熊谷隆志氏に師事し’04年に独立。以降、雑誌や広告、俳優のスタイリングを手がける。

DATA
●よく行く海は?
神奈川・葉山一色海岸、辻堂海岸
●誰と行く?
友人
シアトルスポーツのソフトクーラー
幅広い用途で趣味も家族との時間も有意義に

菊池さんは根っからの釣り人。天候や波、気温を想定しながら翌日にひかえた釣りの仕掛けを考える時間もまた、彼にとっては最高の癒しになる。もちろん道具もそれなりに揃えてはいるが、さらに加えたいと考えているのが、19オンスのビニールを電磁波で溶着し防水性を高めたこちら。「飲み物はもちろん、海水とともに釣った魚を入れておくのにも便利」と、その柔軟な用途に惚れ惚れ。「家族で海へ行くこともあるので着替えを入れておくのもいいですね」。

山仲竜也さんのイラスト
tatsuya yamanaka 山仲 竜也 さん
カメラマン 44歳

ストリート誌を中心に、タレント、ミュージシャンなどの撮影も精力的に行う敏腕カメラマン。

DATA
●よく行く海は?
神奈川・走水海岸
●誰と行く?
友人
ダイワのロッド '18 リーディング 64 M-190・V
“好き”を“どハマり”に変える理想の1本

ファイダー越しの世界に自身のアイデンティティを込める者にとって、日常の感覚にリセットする“何か”は必要だ。山仲さんの場合は月イチの海釣りで、「同業の友人たちとのんびり過ごし、釣った魚を食べる時間は欠かせない」とか。これまで数々のロッドを手にしてきた中、「格段に釣果が上がった」と絶賛するのが3万円ほどで購入した軽量かつ剛性に優れたこの1本。「操作性が並外れていて、しかも粘りとパワーもある。ボート釣りでは竿を2本使うこともあるので、もう一本導入しようと考えています」。

高崎徹さんのイラスト
toru takasaki 高崎 徹 さん
ロケバス ドライバー 45歳

ファッション誌やテレビCMの撮影を影で支えるロケバスドライバー。サーフィン歴20年。

DATA
●よく行く海は?
春~夏;千葉・一宮 秋~冬;千葉・吉崎浜
●誰と行く?
家族
ボーズのSoundLinkMicro Bluetooth Speaker
波に乗らないときは音にノッて

「良い波に乗った時の感覚は代え難いもの」と20代半ばから魅了され、気づけばもう20年を数える高崎さんのサーフィンライフ。今は共通の趣味を持つ奥様と交代で海に入り、ビーチでの待ち時間は好きな音楽を聴いて過ごす。そのシーンに加えたいと考えたのがこのスピーカーだ。「今まではiPhoneで聴いていましたがどうも物足りなくて。これは防水なので濡れた手で操作をしても安心。ビーチでのBBQ時にも活躍しそうですね」。

高橋豊さんのイラスト
yutaka takahashi 高橋 豊 さん
サンク デザイナー 43歳

バイヤーなどを経た後、アクセブランドのサンクを設立。ネイティブ系を軸としたデザインは業界内でも好評。

DATA
●よく行く海は?
神奈川・湘南エリアの七里ヶ浜
●誰と行く?
イエティのローディ20
海で妻と過ごす時間を頼もしくサポート

高橋さんがサーフィンと出会ったのは20代中盤。今でも「波に乗った時の気持ちよさといったらない」と週1、2回は奥様とともに海へ向かう。ライディングを楽しんだ後はすぐ帰るのが通例だが、最近とある変化が。「せっかくなのでビーチでまったりしたいねと妻と話し、その準備は着々と進めています」。現在は、イエティのクーラーボックス「ローディ20」に照準を絞っている。「群を抜く保冷力と持ち運びに便利なコンパクトさ、何より無骨な見た目が僕好みです」。

三浦由貴さんのイラスト
yuki miura 三浦 由貴 さん
GMT プレス 35歳

トリッカーズなどの国内総代理店を務め、さまざまなブランドのPRも手がけるGMTの看板プレス。

DATA
●よく行く海は?
東京・東京湾
●誰と行く?
友人、仕事仲間
オークリーのラッチ
海釣り好きの男たちを虜にしてきたサングラス

興味を持ったきっかけは、8年ほど前に参加したアウトドア雑誌の海釣り企画。以降、三浦さんの没頭ぶりはハンパではなく、今では雑誌の連載をもつほどだ。当然、偏光レンズのサングラスは所有済みだが、「ベテラン釣り師曰く、クオリティは群を抜いているらしいので」とオークリーを買い物リストに追加した。「しかもラッチというモデルは、Tシャツの襟に掛け留めできるパーツが付き、スポーティ過ぎないので普段使いもできそうです」。

菊地倫徳さんのイラスト
michinori kikuchi 菊地 倫徳 さん
ヘアメイクアーティスト 39歳

ファッション誌やアーティストのPVなど幅広く活躍。サーフィンと釣りを愛する行動派。

DATA
●よく行く海は?
千葉・南房総エリア
●誰と行く?
友人
ダイワのルアー
海遊びのベテランの琴線に触れたルアー釣り

「自然の中で、気心知れた仲間たちといい波を楽しむ。最高のリフレッシュ法ですね」。そうサーフィンの魅力を話す菊地さんだが、理想の波などそうそう出会えるものではない。「せっかく泊まりで行ったのに波が良くない日は、特にがっかりして」というが、今の彼には波止や堤防で行う海釣り・ショアジギングがある。「ルアーでヒラメなんかを釣ってみたいですね。特にハマチやブリといった青物は引きが強烈らしいので」。ヒットの瞬間を想像し、今はルアー選びに夢中。コンパクトかつ遠くまで飛ばせる、フラットジャンキーヒラメタルZに照準を絞っている。