COMMON EDUCATION
ディレクター
前田恭幸さん
AGE_38
アメリカンカジュアルをベースにした人気ブランド〈COMMON EDUCATION〉のディレクター。キャンプやフェスなど外遊びも大好き。
ヴェンドラミニの
フィオーレ
「1920年から3代続く登山靴メーカーのチロリアンブーツは、ガチで10年履き続けている1足です。履き込んでいくうちに自分の足の形にインソールが変形していくところなど、職人の手仕事を実感できるところがお気に入りです。アウトソールは無骨ですがアッパーはシンプルなので、キレイ目からストリートまで幅広く合わせられるのもいいですね」
ジェネラルリサーチの
スタジアムジャケット
「1998年に発売されたスタジャンです。今では〈RESEARCH〉としてマウンテンリサーチを筆頭に様々なアイテムを展開していますが、これはしっかりとした縫製、素材使い、非の打ち所がないデザインなど全てがお気に入り。最近、マウンテンリサーチのワッペンをミシンで縫いつけてカスタムしました。いいモノはずっと色褪せないですね」
フリーランス編集・
ライター
藤原雅士さん
AGE_49
ファッション誌、モノ雑誌をはじめ幅広いフィールドで活躍するベテラン編集ライター。特にバッグと革小物の取材歴は20年以上。
ニューバランスの
M1300
「約25年前にM1300のUSAモデルを履いて以来、スニーカーはニューバランスのUSA、もしくはUKモデルしか履かないようになりました。取材の際に歩き回ったり、立ちっぱなしだったりすることもあるのですが、疲労度が圧倒的に違います。写真のモデルはM1300をベースにアッパーをコーンミルズ社のデニムに換装したスペシャルモデルです」
ショットの
ロングライダース
「15年前にフリマで見つけたライダースジャケット。ショットといえばショート丈、ワンスターなどで知られていますが、こちらは珍しいロングタイプ。ショートはカッコいい反面お腹あたりがスースーして寒いのですが、これはホント暖かいので真冬でも問題なく着用できます。牛革とは違う、ラムレザー特有のエイジングも気に入ってます」
加瀬善隆さん
hallelu 代表
AGE_40
ミリタリーウェアをはじめ、アパレルから雑貨まで幅広く扱う中目黒のライフスタイルショップ〈hallelu〉店主。古着の知識も豊富。
U.S.ミリタリーの
ジャングルファティーグ
ジャケット
「ミリタリーウェアはワンシーズンで終わらず、それこそ10年以上でも着続けられるのが魅力の一つ。これは1960年代のヴィンテージものですが、この年代ならではの風合いが気に入ってます。シンプルなので合わせるアイテムを選ばず、さらっと羽織れるのもいいですね。ミリタリーウェアってマニアックで敬遠されがちですが、誰しもが着用できるアイテムですよ」
ティファニーの
ブレスレット
「人気の高いティファニーのアクセサリーですが、これは1990年代のモノで、現在は廃盤になっているため人と被らないのがポイント。ティファニーは老舗だけあり、今では生産していないデザインも多数存在しますが、ユーズド市場でも人気が高く球数が少ないんです。人と被りたくない人はオールドアクセサリーを狙うのも手だと思いますよ」
大嶽彰啓さん
会社員
AGE_38
最近は山に入ってブッシュクラフトをすることも多いコアなキャンパー。ナイフ1本でカトラリーや椅子なども作ってしまう本格派。
デイツのオイルランタン
「1840年に設立された、デイツ社のオイルランタンです。これは1900年代中期のものですが、その何ともいえないデザインが気に入っています。正直現行のランタンに比べて手間もかかるし、メンテナンスも大変。純粋な実用性という部分では劣りますが、LEDにはない優しい灯りに癒されています。時代を超えて愛される名品なので、大事に使い続けたいですね」
スタンレーのワンハンドボトル
「これまで様々なボトルを使ってきましたが、耐久性、保温力、使いやすさなどからこのボトルに行き着きました。容量も選択肢が多く、自分に合ったものを選べるのも魅力だと思います。これは0.35Lなので普段使いに丁度良く、片手で蓋の開閉が可能なので、車で移動する時に重宝しています。置いておくだけで様になるデザインもこのブランドならではですね」
斎藤篤史さん
PR会社
AGE_30
ホグロフスやオークリーなどを扱うPR会社〈ダブワークス〉プレス。日々沢山のモノに触れ、その審美眼の高さにも定評あり。
スロウのレザートート
「学生の頃に購入して以来、ずっと使い続けているレザートートバッグです。栃木レザー社のフルベジタブルタンニンレザーを採用しているので、使えば使うほど表情を変え、深みを増していくのがお気に入りです。スタンダードなデザインなのでどんなコーデにもハマります。自分と一緒に歳を重ねていけるものってそうないので、これからもずっと大事にしたいです」
クロウキャニオンホームの
ショートマグ
「マーブル柄が目を引くホーローのタンブラーは、学生の時にアメリカ旅行した際に購入して以来ずっと使い続けているものです。普段の食事はもちろん、キャンプに行く時も使っています。表面がガラス質なので汚れやニオイの成分がつきにくく、洗うのが楽なのもいいですね。そろそろお皿やスプーンも全てこれで統一したいと思っています」
シモケンさん
理容師
AGE_41
東京、日野市の高幡にある理容室〈BARBER SHOP NEW STANDARD〉店主。キャンプやスノーボードが好きな外遊び派。
チャンピオンの
スウェット
「ヘタレたら買い足して、気づけば10年以上スウェットはコレばかり買っています。リバースウィーブならではの動きやすさに加え、コットンの素材感も好きですね。ずっと変わらないボックス型のシルエットで、洗うほどに丈が詰まって自分の身体に馴染んでいく感じも気に入っている点です。気負いなく楽に着れるので、毎日のように手にとってしまいますね」
レイバンの
ウェイファーラー
「サングラスは色々持っていますが、やっぱりレイバンは好きです。これは言わずと知れた定番のウェイファーラーですが、Made in USAだった頃のもので、ボシュロム社という会社がレンズを作っていた時代のものです。色々なモデルがあると思いますが、形自体が完成されたものなので、自分の顔のサイズに合ったものを選べば10年は余裕で使えると思います」
石綿誠さん
COREディレクター/
アーティスト
AGE_42
スケートボードの廃デッキを用いてプロダクトを生みだす逗子在住の作家。アクセサリーやオブジェ、家具まで様々なアイテムを発表している。
ダナーの
マウンテンライト
「アウトドアが好きなのでダナーは何足か持っているのですが、これはゴアテックスを使っていて防水性も抜群なので、なんだかんだ10年くらい履いています。雪とか雨の日でも安心感があります。かなり履き込んでいるので所々傷もあり、経年変化していますが、それもまた自分だけの味になってくれます。ほんと名作だと思いますよ」
PBのヘキサゴンレンチ
「自転車やバイクをいじる時に使うレンチ。10年以上使っていますが、モノをよく無くす僕にとっては奇跡的に1本も欠けることなく揃っています。おそらくこの派手な配色と、ちょっと高価なお陰だと思いますが、自分のなかで“良いモノを長く使う”代表的なアイテムです(笑)。精度の高さもそうですが、良い工具は塗装が剥がれにくいのも良いですね」
田代浩三さん
会社役員
AGE_41
各種ウェブメディアのデジタルコンテンツ製作ほか、動画も手がけるプロダクション役員。シーズンで終わるものではなく、定番ものが大好き。
スティーブンアランの
シャツ
「横幅があり、少し丈が長いシルエットと、ガンガン着込んでも形が崩れないタフさが気に入っています。洗濯を繰り返しても余裕で3年は着れると思います。価格も1万円台中盤なので、僕のなかでコスパ最強品ですね。ここ10年はこのブランドのものしか着ておらず、常時7枚くらいを着回しています。着れなくならないように体型維持も頑張っていますよ(笑)」
オールデンのブーツ
「ずっと欲しくて憧れだったオールデンのブーツですが、7〜8年前にハワイに行った時に購入。敢えてコードバンではなくスウェードを選びました。噂通りの履き心地の良さで、履くほどに足に馴染み、長時間歩いても疲れません。何度か履いた後に軽くブラッシングする程度のケアですが、それだけで全然大丈夫。10年と言わず、20年は履き続けられるものだと思います」
佐藤だいすけさん
エディター
AGE_43
ファッション誌ほかメンズ誌を中心に活躍するエディター。英国の伝統的な、いわゆる「名品」と呼ばれるものが好きで、自身でも多数愛用する。
フィルソンの
フィッシング
ウエストバッグ
「品質、耐久性、使いやすさも申し分ないフィルソンのバッグは、気付いたら10年近く使っている名品です。これは小型ですがポケットが豊富なので、スマホ、煙草、財布、鍵類と普段持ち歩くものを効率よく収納できるので重宝しています。使い込むほどに味がでるのもフィルソンならでは。近所の海に子供と釣りに行く際にも使っています」
サンスター文具の
アーム筆入れ
「昭和世代にとっては馴染み深いサンスター文具の筆箱。これは“象が踏んでも壊れない”のキャッチコピーで有名なペンケースのミリタリーカラーモデルで、懐かしくなって購入しました。タフを売りにしている同社のペンケースとミリタリーライクなカラーリングは自分的にツボ。大人になってもずっと使い続けたくなるアイテムの一つですね」
入江達也さん
カメラマン
AGE_33
雑誌やウェブメディアを中心に活躍するカメラマン。アウトドア好きだが、単独行動が好きなので最近はソロキャンプにハマり中。
グレゴリーのデイパック
「小学生の時にアウトドア好きの父から譲り受けて以来、25年以上愛用しています。現行でも発売されていますが、今でもカタチがほとんど変わっておらず、いかに完成されたプロダクトであるかが分かります。ブランドタグが1990-1993年しか生産されなかった通称“紫タグ”である点もお気に入りポイントです」
ヴィクトリノックスの
スモールマルチツール
「いざという時にあると心強いマルチツール。撮影の時などにも活躍してくれる自分的にマストなアイテム。これはグリップがウッドタイプなので滑りにくく、気づけば10年以上持ち歩いています。あまりに毎日持ち歩いているのでロゴも消えてしまっています(笑)。古着好きにはたまらない〈WOLF’S HEAD〉のキーホルダーをつけて、一緒に年を重ねています」