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【キャンプギア連載 Vol.1】キャンプサイトがグッと武骨な印象になる、ミリタリーライクなストレージボックス5選
2022.06.08
空前のキャンプブームも衰える気配がなく、もはやひとつの遊びとして人気が定着した昨今。スタイルが多様化するなかでファッション同様、キャンプサイトを“装う”ことも楽しみのひとつになっている。
機能的であることはもちろん、見た目にもオシャレなギアが各ブランドから登場しているが、なかでもオススメしたいのはミリタリーライクなデザインをまとったギアたち。シンプルながら武骨な雰囲気をまとったギアは、取り入れるだけで簡単にスタイルアップができ、流行に左右されずに使い続けられるのがその理由だ。
Edit&Text/Kazuyuki Nomura
今回は、ミリタリーアイテムに造詣の深いスタイリストの中島氏に、ミリタリーライクな収納ボックスをセレクトしてもらった!
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スタイリスト
中島貴大さん
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1973年生まれ。本メディアをはじめ、さまざまな男性ファッション・カルチャー誌のほか、幅広いフィールドで活躍。自身が得意とするアウトドア、ミリタリーを基軸に、インテリアやプロダクトデザインにも造詣が深い。中野ブロードウェイの出現率高め。
【ITEM 1】GREGORY フィールドギア ストレージ
キャンプやクルマはもちろん、自宅での収納にも便利なボックス型のソフトコンテナに、グレゴリーが90年代に展開していたチョコチップ柄を落とし込んだ逸品。チョコチップ柄は2000年に廃番になり、2017年のブランド40周年企画で記念モデルとして限定復活しただけで、昨今は展開がなかっただけに注目度も抜群だ。ミリタリー過ぎないカモ柄がとても良い感じ!
中は可動式の仕切りがあり、荷物を効率良く収納可能だ。キャンプ時はランタンやカトラリーなど小物類を持ち運ぶのに活躍してくれる。
【ITEM 2】HELINOX TACTICAL SUPPLIES タクティカルフィールドオフィス キューブ
昨年発売され大人気となった、フィールドオフィスの派生型。樹脂フレームに収まったサイドの天板を広げることで、瞬時にテーブルへとトランスフォームするギミックはそのままに、サイズが大きくなったことで収納力もアップした。3面がジッパー式でフルオープン可能。一泊程度の荷物なら余裕で収まるので、キャンプ道具のほかちょっとした旅行にも活躍してくれそう。
樹脂フレームに収まった天板を広げた状態。使いたい時に瞬時にテーブルが完成するため、キャンプはもちろんリモートワーク時にも使えそう。天板の足部分になるポールは側面のポケットに収納できる。
【ITEM 3】MTM CASE-GARD 4-Can Crate 30 Cal
元々は複数口径の薬莢を持ち運ぶための、頑丈なタクティカルケース。Oリングでシールされたケースが4つ付属しているため防水性に優れ、さまざまな小物類を小分けにして収納できる。ポリプロピレン製のケースは軽量ながら頑丈で、両サイドにハンドルも付いているため持ち運びも楽々。ペグやハンマー、ロープなどバラバラになりがちなアイテムを分けて収納しておけるため、使い勝手も抜群だ。
同じボックスをこのようにスタッキング可能で、4か所のストラップ取りつけポイントで固定しておけばクルマでも安心。とても頑丈なため何個でも高く積み上げ可能だ。外遊び時はもちろん、家使いでも便利そう。
【ITEM 4】VAN LIFE SUPPLY by FREAK’S STORE アルミコンテナ M
アウトドアでのハードな使用にも耐えられる、頑丈なアルミ製のコンテナボックス。寒暖差による変化に左右されないアルミ素材は、外遊びの強い味方だ。防塵性、防腐性に加え防水性も高く、ぶつけやすい4隅には補強が施されるなど、気の利いたつくりも◎。重量は4.16kgとなる。
スタッキングしておくと見た目も良く、頑丈なためラフに扱えるのも魅力。愛用していくうちにできる傷や凹みなども味となる。クルマでの持ち運びの際は、ラゲッジはもちろんルーフキャリアに固定して使っても様になりそう。
【ITEM 5】JAGUY マルチギアコンテナ HL
キャンプ上級者にも愛用者が多いソフトコンテナ。フレキシブルに使えるソフトコンテナは持ち運びや収納の自由度も高く、何かと使い勝手の良いアイテムだ。こちらは同商品のLサイズより少し高さのあるHLサイズで、大きめなランタンがすっぽりと収まる設計。リアルツリー柄はミリタリーテイストを気軽に取り入れるのにも◎。内部にはベルクロで取り外し可能な板が2枚付属する。
今年の夏は、山や海、川へと外遊びを考えている人も多いはず。大量のお気に入りギアを、今回紹介した武骨なストレージボックスに収納してみると良いだろう。