上:コミック選者の横塚英樹さん 下:「そばもん」の書影

コミックの目利きが厳選!『そばもん ニッポン蕎麦行脚』

名作から最新作までを知り尽くすマンガの目利きが厳選!
今月のテーマは“粋”。
曲げない信念、筋の通った生きざまが胸を打つ。

ホロリとする人情エピソードもさることながら、時に間違った知識を持ち前の腕と知識で正していく主人公の粋な姿が爽快。蕎麦のうんちくも知ることができ、“違いのわかる大人”になれます。

株式会社ソーエキサイト
ネットカフェ事業部
横塚 英樹さん

「まんが喫茶ゲラゲラ」「Hailey' 5 Cafe」など
漫画喫茶バイヤー歴10年。商品選定などのため
月間約300タイトルを読破する。

「そばもん」の書影 Comics recommend そばもんニッポン蕎麦行脚

京橋の老舗「草庵」の江戸そば名人と謳われた祖父からすべての技術を伝授された変わり者の青年・矢代稜。自由にそばを打ちたいと店を構えず、車にそば打ち道具を積み、東へ西へと日本全国を放浪しながら「そば会」なるものを開き、その腕前と味を披露し伝授する“流し職人”として日々を送っている。手打ちと製麺機使用の違い、出汁や薬味のうんちく、そばの歴史や伝播の背景――そば屋の店主や客など取り巻く人々とかかわりあいながら、江戸そばを極めた男が間違った知識や誤解にあふれた現代のそばを打ち直す。「ビッグコミック」(小学館)で2016年まで連載。著者は『どんぐりの家』や『聖-天才・羽生が恐れた男-』の山本おさむ氏、監修は名店「有楽町更科」の4代目店主・藤村和夫氏。

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