機能とか価格とか利用頻度とか、買い物には「決め手」となる理由が欲しくなる。でも、そんな細かいことは気にせずに「とにかく気に入ったから」「なぜかグッとひかれたから」そんな直感でお買い物したってホントはいい。気分一新したくなる今の時期に相応しい毎日がもっと楽しくなる良品をご紹介。さあ、今年は何を買う?
Model : KEI TANAKA
Photos : TATSUYA YAMANAKA(Q+A)
Styling : DAISUKE ARAKI
Hair&Make : SATORU OHASHI
オーバーサイズ感が
“旬”を演出してくれる
気取らずに着れるストリートファッションは楽チンな反面、子どもっぽく見えてしまうことも。そこで、取り入れたいのが、色味を統一するワントーンコーデ。上品なルックになり、大人の落ち着きをプラスできるおすすめのスタイルだ。
素材違いのレイヤードで
コーデに立体感を
ワントーンなら
差し色もより効果的
男っぽく仕上がるカーキは
ストリートの優等生
Interview
どんな作品にもすっと溶け込み、観るものに強い印象を残す、俳優・田中圭さん。撮影中、都内の雑踏に田中さんが立つと、彼の周囲だけが静寂な空気に包まれていた。
しかし、ひとたびインタビューが始まると、その印象は“気さくな好青年”に一変。「撮影、楽しかったです!」と、田中さん。このギャップが、ファンや業界関係者から愛され続けるゆえんなのだろう。
2000年にデビューして以来、テレビ・映画・舞台への出演は優に150作品を超え、同時期に複数の作品を掛け持つことも珍しくない。プライベートでは2児のパパと多忙な日々だが、休日はどう過ごしているのだろうか。
「インドアではないですね。例えば、その日の現場が早く終わって、次の日が休みの場合、子どもたちをお風呂に入れてから、寝かしつけて……。それからでも、出掛けちゃいます」
ドラマや映画の撮影中は、各現場で流行る将棋などを共演者と楽しむこともあるのだとか。「基本的に、頭を使う遊びが好きですね。でも、趣味がほんとにないから、常に、趣味探しに奔走しているかも(笑)」と冗談まじりに語る。そんな田中さんが、2018年に夢中になりたいものとは?
「深い意味はないんですが、今年は家に引きこもろうかな(笑)。家で過ごす時間を増やしたいので、とりあえず、有機ELテレビとスピーカーを購入しました。子どもたちが寝た後に映画を1本ぐらい観て、『趣味は映画鑑賞!』と言ってみたい(笑)。ただ……、うちの子や遊びにくる友人の子どもたちが、僕のテレビを壊さないか不安で、気が気じゃないですね(笑)」
2017年から2018年公開作品で、“大人の恋愛ドラマ”に引っ張りだこだった、田中さん。
「(作品中で)よく、不倫をしてたな~(笑)。不倫を演じるのは、挑戦の連続でしたね。不倫が良くないのは大前提ですが、第三者が断罪する最近の風潮に疑問を感じていたので……。援護はしませんが、不倫の“仕方なさ”は表現したいと思っていたかもしれません」
そんな田中さんが3月から挑むのは、恋愛ドラマから一転、喜劇作品だ。三谷幸喜・作演出の幕末群像喜劇『江戸は燃えているか』の出演を控えている。初めての三谷作品とのことで、三谷氏への印象を聞いてみた。
「出演が決まってから、三谷さんと偶然、トレーニングジムでお会いしたんです。声をかけさせてもらったら『僕、20年ぐらいこのジムの会員だけど、来たのは10回目ぐらいなんだよね。ハッハッハー』って(笑)。天才的な人はおもしろい方が多いですが、三谷さんも期待を裏切らない感じです」
「舞台で喜劇は久しぶり。楽しみで仕方ない」という彼に、作品への意気込みを聞いた。
「キャスト全員と初めての共演だし、『新橋演舞場』に立つのも初めて。すべてが真っさらなので、どんな稽古になるのか、どんな舞台に仕上がるのか、期待が膨らんでいます。観るお客様も、演じる僕たちもハッピーになれる作品だと思うので、ぜひ、たくさんの方に楽しんでもらえたらと思います」