まさに気ままな旅
移動しながら宿の予約をする
18年前、スキンヘッドで眉毛もなし。命をかけて卓球に打ち込むドラゴンという青年役を映画のオーディションで勝ち取り、一躍脚光を浴びた中村獅童さん。いまもなお古典歌舞伎をはじめ、テレビドラマや映画への出演、そして新作歌舞伎の創作など、ジャンルを問わず、表現の可能性を探究し続けている。男気があり、奔放。素顔はそんな印象のある中村獅童さんだが、旅のスタイルも気持ちがいいくらい自由気ままだった。
「歌舞伎の舞台があると、数ヶ月間は1日も休めません。加えて映画やドラマの撮影もあります。だから、ちょっとでも休みができると、出かけないと損した気分になるんですよ。先日も数日、撮影が空いたので家族で温泉に行ってきました。群馬、長野、新潟、それから軽井沢を周って帰ってきたところです」