「indigo la End」「ゲスの極み乙女。」「ジェニーハイ」「ichikoro」など、バンドを複数掛けもちしつつ、プロデュース業にも精を出す川谷絵音さん。ファッションフリークでもあり、しばしば自身でMVやステージのスタイリングを手がけている。そんな彼の独特なファッション観、シャツへのこだわり、そして10月9日にリリースしたばかりのindigo la Endのニューアルバム『濡れゆく私小説』について聞いた。
「今回のアルバムは間口が広くつくってあります。すごくJ-POPなサウンドかといえばそうでもない。玄人受けもするし、音楽が詳しくない人でも聞けるアルバムになっています。このアルバムからindigo la Endを聞いてもらって、ほかのアルバムも聴いてもらえたら、嬉しいですね。そんな入門書的な作品になっていると思います」
川谷絵音 (かわたに えのん)
1988年12月3日生まれ。長崎県出身。「indigo la End」「ゲスの極み乙女。」「ジェニーハイ」「ichikoro」という4つのバンドを掛けもちしながら、アーティストのプロデュース、楽曲提供なども積極的に行う。10月9日にindigo la Endのニューアルバム『濡れゆく私小説』をリリースした。
5枚目となるメジャーアルバム
indigo la Endの真骨頂ともいえる刹那的なラブ・ソング、歌謡曲の要素も感じられるキャッチーな楽曲、ストイックなメンバーの演奏と川谷絵音の歌声が激しく混ざり合う衝動的な楽曲が幅広く収録されており、そのどれもがリード曲ともいえる隙の無いアルバム。高い完成度を誇り、indigo la Endというバンドが2019年現在、どういった存在なのかこのアルバムを聴けば自ずと分かるはずだ。