内野聖陽の男らしいレザージャケットスタイル

内野聖陽「ファッションでも演技でも自然体を目指したい」

内野聖陽の男らしいレザージャケットスタイル カッコいいとはこういうコト  Special Interview 内野聖陽
男らしいレザージャケットスタイルで歩く内野聖陽 ジャケットもコートもレザーで男らしさは過剰なくらいがちょうどいい

衣装協力
すべてボス(ヒューゴ ボス ジャパンTEL:03-5774-7670)

素材で勝負する男になる 質感で遊ぶ大人の秋服
内野聖陽の艶っぽいボルドーのレザージャケットスタイル

衣装協力
すべてボス(ヒューゴ ボス ジャパンTEL:03-5774-7670)

色気際立つ赤いレザーのインナーは黒で引き締める
ニットトップスを着て座る内野聖陽 ニットもブラックで統一して艶っぽさをキープ

衣装協力
すべてボス
(ヒューゴ ボス ジャパン
TEL:03-5774-7670)

Interview with  SEIYO UCHINO 内野聖陽

理想はジーパンとTシャツなのにお洒落
気取らない佇まいを目指して

 映画、ドラマ、そして舞台と、常に圧倒的な存在感で人々を魅了する内野聖陽さん。年を重ね、渋みを増す男らしさは、僕らが憧れる理想の大人像を体現しているといっても良いだろう。ファッションで心がけているという“自然体”がその秘訣かもしれない。
「かしこまっていたり、僕はファッションに気を遣ってますっていう姿勢が見えるのが苦手なんです。だから、スタイリストにも、できるだけ無頼な感じの衣装を頼むことが多いですね。理想を言えば、ジーパンとTシャツを着ているだけなのにお洒落。そんな男に憧れます。ぜんぜんその域には到達してませんが……」と謙遜する。
 こうした理想像は演技でも同じだという。
「僕の芝居は大げさだっていう方もたくさんいるのですが(笑)、常に気張った感じに見えないよう自分では気をつけているつもりです。演技でも自然体な表現を目指したいという思いは強いかもしれません」

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笑顔でトークする内野聖陽 Interview with  SEIYO UCHINO 内野聖陽

 また、世間のイメージを裏切るような新たな役柄に飢えているという。
「いままでやってきたキャラクターじゃない役柄を演じることで、違う一面を引き出したいという役者としての欲求は強いですね。これまでのパブリックイメージと重なるような役柄だったとしても、いまの自分はこんなイメージで見られているのか。思いきりそれに乗ってみるとか、それとも裏切ってやろうかとか、目の前の役をどう料理するのか、試行錯誤していますね」と語る内野さん。こうした役者としての飽くなき情熱が、強烈な存在感の元になっているのかもしれない。

前向きに生きる萬治郎に共感必至
心が奮い立つ人間の挑戦と成長の物語

 そんな内野さんだが、テレビ東京系で10月5日(金)に放送されるスペシャルドラマ『琥珀の夢』では、日本初の国産ウイスキー造りに命を捧げた男・鳴江萬治郎を演じる。原作は伊集院静の長編小説『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』で、ドラマでは鳥井をモデルにしつつ、フィクションとしてウイスキー造りの苦労がつぶさに描かれる。ウイスキー事業は非常にリスクが高い。原液を仕込み、それを樽で最低でも5年は寝かせる必要があるからだ。その間は利益ゼロ。

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笑顔でインタビューに応える内野聖陽 Interview with  SEIYO UCHINO 内野聖陽

しかも、毎年、仕込みは行う必要があるなど、とにかく金がかかるのだ。劇中でも萬治郎が周囲から猛反対を受ける場面が描かれる。
「ウイスキーに限らず、日本企業の創業者たちが抱いた夢の力ってすごいですよね。情報やモノがない時代だったからかもしれませんが、生きる推進力が桁違いです。いまは情報で溢れ、失敗例だって情報としては溢れています。だから、やる前に怖気付いたり、自分の力はこんなもんだろうって、勝手に限界を決めてしまいがちです。だからこの作品を通じて、夢があるなら恐れずにまずやってみようと思ってもらえたら、うれしいですね」と内野さんは語る。とくに主人公の口癖である『やってみなはれ!』という言葉が心に響いたという。
 また事前の勉強で訪れたウイスキーの蒸留所では、ウイスキー造りの奥深さを目の当たりにしたとか。
「ウイスキーは原酒を調合するブレンダーの技量で味が決まります。同じ年に仕込んだ原酒でも、樽や条件によって微妙に違うんです。その差異を嗅ぎ分けながら、ひとつの味に調合していく様子は見事でしたね。実は僕が演じた萬治郎は薬問屋が集まる大阪の道修町で、丁稚奉公をしていました。薬の調合を経験していた彼だからこそ、国産ウイスキーが作れたのかもしれないと、ブレンディングを見て合点がいきました」
 2時間半、ほぼ出ずっぱりという内野さんの熱演に注目だ。

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内野聖陽の男らしいレザージャケットスタイル
内野 聖陽(うちの せいよう)

1968年9月16日生まれ。神奈川県出身。1996年公開、映画「(ハル)」(監督・森田芳光)で第20回日本アカデミー賞 優秀新人賞を受賞。同年、NHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』で大きな注目を集める。近年は、映画『罪の余白』、『海灘1890』、大河ドラマ『真田丸』、ドラマ『LEADERS2』、『どこにもない国』『ブラックペアン』に出演。
http://www.uchinoseiyo.jp/
Information
『琥珀の夢』の内野聖陽
日本初の国産ウイスキー造りに命を捧げたある男の生涯を描いたヒューマンドラマ 『日経ドラマスペシャル  琥珀の夢』
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