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vol.36 INDEX
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 キャンプやフェスなど、アウトドアイベントが盛りだくさんの季節到来。たっぷりと満喫するためには、周到な準備が大切。そのひとつが、薄手のアウター。「夏にアウター?」といぶかるなかれ、天気や気温の変化はアウトドアにはつきもの。雲行きが悪くなったと思った時に、さらっとバックから取り出せば、周囲の視線と「やるな!」感を独り占めできるというもの。
 そんなシーンにサマになるアイテムが、「カリマー」のナイロンアウター。カリマーといえば、1946年にイギリスで誕生して以来、革新的な製品を世に送り出し、クライマーからの信頼も厚いブランド。そんな名門によるこちらは、超軽量の30Dナイロンを使用しており、コンパクトに収納できるので、バッグに忍ばせておくにはうってつけ。しかも、ナイロン100%素材なので、アウターとしてだけでなく、多少の雨なら街中レインウェアとしても使えるから便利。
 もちろん見た目にも、ステンカラーコートのシルエットは、定番のマウンテンパーカにはない、シャープな印象を与え、周囲にこだわっている感を醸すこと請け合い。フードはスナップボタンで取り外せるので、初秋の通勤などタウンユースでも活躍してくれる。いろんな利用シーンを視野にいれ、ぜひとも手に入れておきたい。

左:フードはスナップボタンで取り外せるので、シーンにあわせたスタイルを楽しめる。 右:袖口のロゴは同系色でさりげなく配置した、にくいデザイン。

カリマー
ナイロンアウター
20,520円
(BrownFloor clothing)

 手ぶらになれるし、荷物もたっぷり入るし、今どきの外出はやっぱりリュックに限る。でも、ものによってはちょっと幼く見えがち。そんな悩みを解消する夏っぽくて爽やか、でも品がある、そんな大人のリュックをご紹介。
 カラーリングからも清涼感漂うこちらのバッグは、イタリア語で小さなリュックを意味する「ZAINETTO」(ザイネット)という名のリュック。ひと目で分かるヘリンボーン調に編み込まれたイントレチャートが特徴的で、他に余計な装飾もないので、背負った時に背中から、たっぷりとこなれ感を醸してくれる。
 この「TIBERIO FERRETTI」(ティベリオフェレッティ)は2006年にグッチやアルマーニ、バーバリーといった名門ブランドのベルト生産をイタリア国内で手掛けるファクトリーが立ち上げたブランド。歴史は浅いながら、現在は年2回、世界的なファッションイベント「PITTI UOMO」(ピッティウオモ)にも出展するほど注目度を高めている。自分だけのとっておきとして、大切に使いこんで経年変化も堪能してはいかが?
 背負わずに手提げとしても使えるので、カジュアルはもちろんちょっとキレイ目なスタイルにも合わせやすいうえに、小ぶりサイズは女性でも使いやすく、パートナーと兼用できると考えれば、コストパフォーマンスも◎!

背面に配されたファスナーがざっくり開くという仕様も目をひくデザイン。

ティベリオフェレッティ
ザイネット
イントレチャート レザーリュックサック
69,120円(FRAGE)

 接待などの大事なシーンの会計時など、衆目を集めることが多い“財布”は、ビジネスマンとしての品格をスマートにアピールできる小物のひとつだ。夏のボーナスのタイミングで、自身のこだわりを投影した逸品への買い替えを検討している方も多いだろう。
 そこでオススメしたいのが、日本発のレザー小物ブランド「キプリス」の長財布だ。1995年に誕生した同ブランドは、2003年から14年連続で「百貨店バイヤーズ賞」を受賞するなど、高い信頼性を確立。その背景には、熟練の職人たちが専門工房にて、70%以上の工程を手作業で作り上げるという、丁寧な職人技に裏打ちされた確かな品質が存在している。
 今回紹介する「新コードバン&ベジタブルタンニン」シリーズは、外側には馬の臀部からごくわずかしか取れない、革のダイヤモンドとも呼ばれる “コードバン”を使用。美麗な光沢感はもちろん、牛革の2倍ともいわれる強靭な耐久性が魅力だ。また、内側のレザーには植物タンニンでなめした牛のヌメ革をチョイス。使い込むほどに飴色となって柔らかくなり、カードや札の出し入れなどの際に、より手に馴染みやすいよう配慮が施されている。
 これほどに作り込まれているにも関わらず、価格はなんと3万円台。この財布なら、自身の誠実かつ質実剛健さへのこだわりをアピールできること間違いなしだ。

左:革の裁断面は“塗り、乾燥、磨き”を繰り返して完成する、なめらかさが魅力のコバ塗りが施されている。 右:カードポケットの総数は12か所。札入れ部分にも4か所のカードポケットを搭載。

キプリス
新コードバン&ベジタブルタンニン長財布
30,240円
(ノイジャパン 楽天市場店)

 オフ・スタイルの足元コーデにおける夏の最注目フットウエアといえば、やはり外せないのがスニーカー。なかでもシンプルなローテク系は、品のある大人コーデを完成させるためにもマストなアイテムだ。とはいえ、洒脱なエッセンスも欲しいのが、モノにこだわる男のサガ。今回紹介する逸品は、そんなワガママを叶える一足だ。
 ローテクスニーカーの代名詞ともいえる「コンバース」の「オールスター」シリーズだが、こちらの一足をよく見てほしい。ド定番モデルであるホワイト・キャンバス地のアッパーだと思うなかれ。同色のラバープリントで“ヒョウ柄”が表現されているのだ。今季のトレンド要素を、あくまでさりげなく取り入れたデザインに、大人の遊び心を感じずにはいられない。また、ラバーソールのライニングをはじめ、シュータンやカカトのロゴも全てホワイトのモノカラーで統一さている点も見逃せない。
 こんな爽やかなオールホワイトの足元なら、夏スタイルにプラスしたい清潔感を醸してくれること必至。また、モノトーンで全身をまとめる際にも、同系色のヒョウ柄がコーディネイトのアクセントとしてひと役買ってくれること請け合いだ。

ヒョウ柄プリントが、光の反射具合でさりげなく見え隠れ。大人の遊び心溢れるデザインだ。

コンバース
オールスター モノレパード OX ホワイト
6,980円
(MY FOOT.N)

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