オイルレスヒーターのおすすめ25選｜人気商品や省エネモデルを紹介

オイルレスヒーターとオイルヒーターの違いをチェック

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オイルレスヒーターとは、「オイルフリーヒーター」や「ノンオイルヒーター」とも呼ばれる、オイルを使わずに部屋を暖められる電気暖房器具のことだ。従来のオイルヒーターが内部の難燃性オイルを熱してフィン全体を温めるのに対し、オイルレスヒーターは電気ヒーターで空気を加熱し、その暖かい空気を自然対流で部屋全体に循環させる仕組みを採用している。そこに本体表面からの輻射熱も加わることで、部屋の壁や天井、人の身体を暖める効果を発揮する。更に、窓際に設置すれば、窓から侵入する冷気（コールドドラフト）を防ぎつつ、暖房効率を高められる点もポイントだ。

オイルヒーターとの違いは加熱方式と速暖性の差

オイルレスヒーターに似たものにオイルヒーターがあり、温風を出さないため空気を汚さず乾燥させにくいという共通の特徴をもつが、空気を直接加熱するオイルレスヒーターのほうが即暖性に優れている。双方とも大きめのサイズにはなるが、オイルを使わない分、オイルレスヒーターのほうが軽量で持ち運びやすい点もポイントだ。

オイルレスヒーターを使うメリットとデメリット

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冬場の暖房器具としてオイルレスヒーターを使う際のメリットとデメリットについてチェックしておこう。オイルヒーターやそのほかの暖房器具と比較した場合の、明確な強みと弱みを把握できる。

オイルレスヒーターのメリット【速暖性と省エネ性能に優れている】

オイルレスヒーターを使うメリットは下記の通り。

■加熱までの時間が短い
内部の難燃性オイルを暖めるオイルヒーターと比べ、空気を直接暖めるオイルレスヒーターのほうが加熱しやすく、立ち上がりから暖かくなるまでの時間が速い傾向にある。

■ほこりやハウスダストを巻き上げない
ファンを使わず輻射熱と自然対流により部屋を暖めるため、床のほこりやハウスダストなどを空気中に巻き上げる心配がない。

■空気を乾燥させにくい
エアコンやファンヒーターのように風を出さないため部屋が乾燥しにくい。

■静音性に優れている
風を出さない構造のため作動音が小さく、寝室や書斎での使用にも適している。

■燃焼臭がしない
燃料を燃やさないため臭いが気にならない。

■電気代を抑えられる
同クラスのオイルヒーターに比べて暖まるまでの時間が短く、結果的に電気代を抑えられる場合がある。

■軽量で移動しやすい
本体内部にオイルを含まない分、一般的なオイルヒーターよりも軽量な製品が多くある。

オイルレスヒーターのデメリット【オイルヒーターよりも価格が高い】

オイルレスヒーターを使う際のデメリットについても把握しておこう。

■電源オフ後の熱の持続性が低い
電源をオフにした後もオイルに余熱が残るオイルヒーターと比べ、ヒーターのみで暖めるオイルレスヒーターは暖かさが持続しにくい。そのため、就寝時などに余熱で暖めることはできない。

■部屋の断熱性に影響される
築年数の古い木造住宅など断熱性能が低い部屋や、天井が高い部屋では暖房効率が落ちやすく、電気代の負担が増える恐れがある。

■対応畳数が限られている
オイルヒーターと同様に製品ごとに暖められる部屋の広さが決まっており、適用畳数を超えると消費電力が増えてしまう。

■ほかの暖房器具よりも速暖性はない
オイルヒーターよりも速暖性に優れるとはいえ、エアコンやファンヒーターと比べると物足りなさを感じることがある。

■オイルヒーターよりも価格が高め
高性能なセラミックヒーターやマイコン制御ユニットを搭載しており、同クラスのオイルヒーターよりも価格が高くなる傾向にある。

オイルレスヒーターはオイルヒーターと多くの共通点をもつが、部屋を暖めるまでの速さやトータルでかかる電気代を抑えられる点が優れている。オイルヒーターやほかの暖房器具とのメリット・デメリットを比較したうえで、機能性を最大限に発揮できるかを見極めることが大切だ。自宅の設置場所をイメージしながら、オイルレスヒーターの使用が適しているかを判断しよう。

オイルレスヒーターの使用でかかる電気代をチェック

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オイルレスヒーターの導入を検討するにあたり、気になるのは月々の電気代だろう。下記の表は、1時間あたりの電気代を31円/kWhで換算した場合の、各暖房器具のランニングコストをまとめたものだ。

オイルレスヒーターの電気代は、出力300～1200Wで運転する場合、1時間あたり約9～37円ほど。同じ条件で使うオイルヒーターの約19～47円に比べて、平均で2～3割ほど省エネだ。これは、オイルを使わずヒーターで直接空気を暖めるという、立ち上がりが早く無駄な電力を使いにくい構造によるもの。とはいえ、オイルレスヒーターを長時間使うと電気代が高くなるため、就寝時はあらかじめオフタイマーをセットしておく、省エネモードを搭載したモデルを選ぶなどの工夫で節約が可能だ。

エアコンと比べると、オイルレスヒーター、オイルヒーター共に電気代が高くなる傾向にあるが、「部屋を乾燥させたくない」「温風に当たることが苦手」という人にとっては、オイルレスヒーターを選ぶ理由は十分にあるといえるだろう。

オイルレスヒーターの選び方の5ポイント

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オイルレスヒーターを選ぶ際には、「適用畳数」「省エネ性能」「安全性」「機能性」「メーカー」という5つの視点から総合的に評価することが大切だ。各項目のポイントをチェックしておこう。

適用畳数に合ったモデルを選ぶ

オイルレスヒーターを設置予定の部屋の広さや家具の配置などを調べておき、それに応じた適用畳数の製品を選ぼう。一般的な製品は10畳程度の部屋に対応しているが、寝室や書斎、脱衣所、トイレなど狭めの部屋には6畳ほど、広めのリビングの場合は13畳まで対応可能な物を選ぶなど、適用畳数と設置場所を合致させよう。適用畳数とオイルレスヒーターの使用環境が一致していないと、部屋が暖まるまで時間がかかり、その分の消費電力が増えて電気代が高くなりやすい点に注意したい。

また、部屋の断熱性によって想定通りの暖房効果が発揮されない場合がある。築年数の古い木造住宅は床や壁の断熱性が低く、隙間風の影響を受けやすいため、熱がすぐに逃げてしまい室温が上がりにくい。また、天井の高い部屋の場合は暖かい空気が上に逃げてしまい、暖まりにくい。基本的には製品ごとの適用畳数をチェックすれば良いが、部屋の断熱性が気になる場合は、実際よりも適用畳数の広いモデルを選ぶことで、迅速に暖められるようになる。

電気代を節約できる省エネ性能

使用時の電気代を抑えられる機能付きの製品を選ぶことで、家計への負担を軽減できる。省エネモードを搭載したモデルなら、設定温度に達した時点で自動的に適温をキープして、無駄な電力消費を抑える仕組みを備えている。手動で温度調整を行う手間を省きつつ、快適な温度を維持しながら電気代を削減できるため、省エネ対応モデルをマストで選びたい。

安心して使える安全性の高さ

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暖房器具において安全性の高さは優先したいポイントのひとつ。特に、小さな子供やペットがいる家庭では、やけどや転倒によるけがを防止するため、チャイルドロックや転倒時自動電源オフ機能などが備わっているかをチェックしよう。

■チャイルドロック機能
設定中はあらゆる操作を受けつけないため、子供のいたずらによる誤作動を防止できる。

■転倒時自動電源オフ機能
身体や物が当たった衝撃で倒れた際に自動で電源が切れるため、やけどや火事のリスクを軽減できる。地震などの自然災害時にも有効だ。

■サーモスタット機能
高精度の室温コントロールにより、設定温度をキープ。無駄な加熱を防いで電気代を抑えられる。

■温度ヒューズ機能
異常な過熱を検知して自動で電気回路を遮断する。

■キャスターロック機能
底部のキャスターにロックをかけることでしっかりと固定できる。

■隙間の無いパネルの形状
一体型のパネルなら隙間に指を挟む心配がない。

また、オイルレスヒーターの表面温度がどの程度まで高くなるかも確認しておこう。表面温度を低く保てるモデルなら、万が一身体が触れてしまった際にもやけどをしにくい。火を使わないオイルレスヒーターは、空気をクリーンに保てる性質と併せて、子供やペットのいる家庭でも使いやすい暖房器具といえるだろう。

タイマーやリモコンなどの機能性の多さ

毎年使用する暖房器具として、機能性の高さにも着目しよう。タイマー設定やリモコンの付属、スマホを使った遠隔操作に対応するモデルなら、日々の暮らしのなかでより快適に使いこなせるはずだ。

■タイマー設定
就寝時や起床時など、自動で電源がオン・オフできると便利。24時間のタイマー設定が可能なモデルなら、帰宅時間に合わせて暖房を入れておくこともできる。

■リモコン付属
キッチンやソファなど離れた場所からでも操作でき、就寝前にも布団の中から気軽に設定を変更できる。

■スマホとの連携
Wi-Fiに接続できるモデルなら、スマホアプリを使って遠隔操作ができる。外出先から電源のオン・オフが可能になり、帰宅時間が早まった時にも柔軟に対応できる。

■キャスター付き
底部のキャスターと本体のハンドルを使い、持ち運びが容易に。寝室や脱衣所など部屋間の移動もスムーズに行える。

■静音性の高さ
作動音の小さなモデルなら、寝室や書斎に置いても騒音を気にせずに使える。子供の就寝を妨げない点も魅力。

■操作性の高さ
視認性の高いディスプレイや直感的な操作に対応したダイヤルなど、操作性が高められたモデルならストレスなく使える。

これらの便利な機能を使いこなすことで、オイルレスヒーターは単なる暖房器具ではなく、暮らしに寄り添う便利家電として頼れる存在になるだろう。