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【2025年】車中泊におすすめ!人気のポータブル電源16選
2025.02.13
旅行や長距離ドライブで一泊する際の選択肢になる車中泊。インバウンド需要で宿泊料金が高くなっている昨今、車中泊なら宿代を浮かせられ、急に旅に出たくなった時にも柔軟に対応できる。クルマの中で一晩中快適に過ごすには、スマホや家電製品、冷暖房器具への電力供給が可能なポータブル電源があると便利だ。車中泊だけでなく災害時の備えにもなる人気のポータブル電源の、おすすめアイテムを16種類紹介する。
車中泊用のポータブル電源のおすすめ16選

photo by Zendure Power Station on Unsplash
これから車中泊にチャレンジしたい人におすすめの、ポータブル電源を16種類紹介する。「5万円以下」「5万円以上」「10万円以上」の3つの価格帯に分けて、人気モデルをピックアップした。ポータブル電源は基本的に、価格と比例して本体の容量が多くなるため、車中泊に快適さを求める場合はある程度の価格帯の物を選ぼう。
5万円以下のポータブル電源
日帰りのピクニックや過ごしやすい春や秋の車中泊を検討している人におすすめの、5万円以内で買えるポータブル電源を紹介する。使用できる電力にあまり余裕がないため、目的を絞って使用したい。
Anker Solix C300 Portable Power Station

参考価格:34,990円/photo by 楽天市場
モバイルバッテリーで高い知名度をもつ「Anker(アンカー)」のポータブル電源。コンパクトで軽量なボディーは付属のショルダーストラップを使って肩掛けができ、手を使わずに持ち運べる。電池には「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しており、約3,000回の充放電サイクルが可能。発熱を監視するバッテリー管理システムを導入し、長寿命を実現している。クルマの後部座席やトランクに置いても場所を取らず、車中泊や日帰りピクニックの強い味方に。
・バッテリー容量:288Wh
・ポート数:8個3,000回
・充電方法:ACコンセント、USB Type-Cポート、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
EVOPOW E600ポータブル電源 515Wh

参考価格:30,800円/photo by 楽天市場
「EVOPOW(エボポウ)」から発売されている、515Whの大容量ポータブル電源。最大で9台の機器へ同時に給電ができ、車中泊やアウトドアシーンで活躍する。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、バッテリー内部には安全保護システム(BMS)を設け、充電と放電を管理している。液晶ディスプレイ付きで、バッテリーの充電状態を随時チェック可能だ。
・バッテリー容量:515Wh
・ポート数:9個
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
EcoFlow RIVER 2 Pro

参考価格:48,380円/photo by 楽天市場
「EcoFlow(エコフロー)」から発売されている、スタイリッシュなデザインのポータブル電源。上部のハンドルを握ってスムーズに持ち運べる。従来品をしのぐ充電スピードを誇り、約70分で0%から100%まで充電可能だ。車中泊に出かけようと思い立った時でも、迅速に準備ができる点が嬉しい。安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、3,000回の充放電サイクルが可能だ。業界トップクラスの5年保証付きで、長く付き合える一台になる。
・バッテリー容量:768Wh
・ポート数:11個
・充電方法:ACコンセント、USB Type-Cポート、USB Type-Aポートソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
ALLPOWERS R600 ポータブル電源

参考価格:31,500円/photo by 楽天市場
「ALLPOWERS(オールパワーズ)」のポータブル電源にアップグレードが施されたモデル。静音性が高められており、車内での就寝時にも気兼ねなく使える。コンパクトながら299 Whの容量をもち、車中泊やアウトドアシーンを盛り上げる。リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載。専用のアプリと接続すれば、スマホを使って遠隔操作が可能だ。
・バッテリー容量:299 Wh
・ポート数:8個
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
多摩電子工業 TL127GY-KW

参考価格:31,270円/photo by 楽天市場
国内メーカーの「多摩電子工業」から発売されているポータブル電源。3.3kgの軽量・コンパクトなボディーながら288Whの容量をもち、9つのポートを駆使して小型の家電製品への給電ができる。LEDライト機能を搭載しており、夜間の非常灯としても使えて便利だ。
・バッテリー容量:288Wh
・ポート数:9個
・充電方法:ACコンセント、別売ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リチウムイオン電池
オウルテック 622Wh 172800mAh

参考価格:49,800円/photo by 楽天市場
ハンドル付きで持ち運びやすい、「オウルテック」のポータブル電源。ACコンセントやシガーソケット、USBポートを備え、同時に複数の機器への給電が可能だ。コンパクトなサイズのため車内でも場所を取らず、車中泊に必要なサーキュレーター、仕事用のノートPC、動画鑑賞用のタブレット端末などさまざまな機器へと給電できる。
・バッテリー容量:288Wh
・ポート数:10個
・充電方法:ACコンセント、USB Type-Cポート、ソーラーパネル
・バッテリー:リチウムイオン電池
AUKEY 626Wh ポータブル電源 PS-MC06

参考価格:44,800円/photo by 楽天市場
「AUKEY(オーキー)」のポータブル電源は、インテリアになじむスタイリッシュなデザインが魅力。車中泊でも存在感を発揮し、快適な時間を過ごすサポートをしてくれる。持ち運びに便利なハンドルは折り畳み式で、使わないときは本体と一体化できてスマートだ。4.7インチの大画面で充電状況を鮮明に表示でき、状況を把握しやすい。2つの冷却ファンを備え、熱拡散を最適化できる。
・バッテリー容量:626Wh
・ポート数:7個
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リチウムイオン電池
5万円以上のポータブル電源
容量や基本スペックがアップしている、5~10万円以内で買えるポータブル電源を紹介。車中泊で使用する家電製品をイメージしながら、スペックと価格を相談して選ぼう。
Jackery ポータブル電源 600 Plus 632Wh

参考価格:86,000円/photo by 楽天市場
ポータブル電源とソーラーパネルを手掛けるブランド、「Jackery(ジャクリ)」のアイテム。632Whの大容量を誇りながらも、約7.3kgの軽さとコンパクトサイズを実現している。リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、約4,000 回の充放電サイクルが可能で、毎日使用しても10年間使い続けられる。緊急充電モードを使えば最短60分でフル充電が可能。車中泊だけでなく災害時の備えとしても役立つ。
・バッテリー容量:632Wh
・ポート数:9個
・充電方法:ACコンセント、USB Type-Cポート、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
EARTH POWER ポータブル電源 EL770i

参考価格:87,397円/photo by 楽天市場
ブルーのカラーリングがスタイリッシュな「EARTH POWER」のポータブル電源。アルミ製のボディーは耐久性に優れており、内蔵のリン酸鉄リチウムイオン電池と合わせて長く愛用できる。電源の上部のフタは開閉でき、中のスペースに電源コードを収納可能だ。夜間の作業に便利なLEDライト付きで、緊急時のSOSとしても役立つ。視認性の高い画面により操作性も良好だ。購入後3年間の保証付き。
・バッテリー容量:768Wh
・ポート数:9個
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
YOSHINO B600SST 602Wh

参考価格:99,900円/photo by 楽天市場
YOSHINOの固体電池搭載モデルから602Whのポータブル電源を紹介。固体電池が使われており、優れた性能に加えて安全性も確保されている。60℃ほどの高温から-10℃ほどの低温まで、幅広い温度範囲で使用可能だ。車中泊に十分な容量をもち、別売りのソーラーパネルとの併用で太陽光からの充電もできる。極寒から炎天下まで安定して稼働し、過酷な環境でも抜群の安定感を発揮する。海外の有名デザイナーが監修しており、洗練された外観と柔らかい色味が魅力。
・バッテリー容量:602Wh
・ポート数:9個
・充電方法:ACコンセント、USB Type-Cポート、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:固体電池
LACITA ENERBOX01 エナーボックス

参考価格:82,800円/photo by 楽天市場
「LACITA(ラチタ)」のポータブル電源はスタイリッシュな見た目が特徴。本体内部に特殊なナノコーティングが施されており、あらゆる方向からの水しぶきを受けても有害な影響を受けない、IP44の防塵・防水性能をもっている。車中泊をはじめ、アウトドアで使用する際にある程度の防水性があるのは嬉しいポイントだ。上部のハンドルを持てば楽に持ち運べる。
・バッテリー容量:444Wh
・ポート数:7個
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:三元系リチウムポリマー電池
10万円以上のポータブル電源
多彩な機能を備えた10万円以上のポータブル電源を紹介。十分なバッテリー容量があり、ポータブル冷蔵庫や調理家電が使えるため、車中泊の快適さを高められる。バッテリー残量を考慮しながら使えば連泊にも対応可能だ。
comcon ポータブル電源 Pro CB-P200

参考価格:155,000円/photo by 楽天市場
2,000Whの大容量を誇る、「comcon」のポータブル電源。16個の多彩な出力ポートを備え、最大2,000Wの高出力により、電子レンジやドライヤーなど消費電力の多い機器へも給電できる。急速充電に対応し、家庭用のコンセントを使えば2時間以内にフル充電が可能だ。安全性の高い新開発のBMS(バッテリーマネージメントシステム)を搭載しており、複数の機器へ同時に給電する際の安定性が高められている。別売りの純正ソーラーパネルを使えば車中泊の最中にも充電が可能だ。
・バッテリー容量:2,000Wh
・ポート数:16個
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
Jackery ポータブル電源 1000 New

参考価格:139,800円/photo by 楽天市場
1,070Whの大容量をもつJackeryのポータブル電源で、人気の1000モデルの後継機となる。リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、4,000回の充電サイクルを実現。スマホアプリと連動でき、バッテリー節約モードを設定すれば、85~15%の範囲で運用してバッテリー寿命を延ばせる。充分なバッテリー容量をもちながら10.8㎏の軽さを実現しており、持ち運びも楽に行える。
・バッテリー容量:1,070Wh
・ポート数:7
・充電方法:ACコンセント、USB Type-Cポート、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
JVCケンウッド BN-RF800

参考価格:116,430円/photo by 楽天市場
「JVCKENWOOD(JVCケンウッド)」のポータブル電源は、国内メーカーならではの暮らしに寄り添ったつくりが魅力。長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、熱安定性と安全性に優れている。コンセントを挿しておくだけでフル充電に近い状態をキープでき、急な車中泊を思いついた時にも迅速に使用可能だ。入出力の差込口や各種ボタンは日本語で表記され、直観的な操作が可能。端子ごとにエリアを枠線で区切ることで誤作動を防止している。
・バッテリー容量:806 Wh
・ポート数:8
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
PowerArQ S10 Pro

参考価格:143,000円/photo by 楽天市場
「PowerArQ(パワーアーク)」製のポータブル電源のニューモデル。リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、10年間使える長寿命を実現した。満充電までわずか1.5時間で、車中泊に出かける直前の準備でも間に合う。本体の上部にはワイヤレス充電機能を備え、対応スマホを置くだけで充電可能。充電ケーブルを持ち込む必要がなく、車内の空間を有効活用できる。600ルーメンのLEDライトを備え、光源にもなるため便利だ。
・バッテリー容量:1024Wh
・ポート数:9(ワイヤレス充電可能)
・充電方法:ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
リン酸鉄リチウムバッテリー ポータブルパワーステーション ESPL-1200G

参考価格:139,800円/photo by 楽天市場
「ハート電機サービス」の大容量ポータブル電源。1,228 Whのバッテリー容量により、ポータブル冷蔵庫や小型炊飯器、ポットなどの家電製品に給電可能だ。見やすい液晶画面を備え、10個の多彩な出力ポートを備えている。緑のラインで出力ポートごとに区切られており、視認性が高くお洒落な雰囲気になっている。
・バッテリー容量:1,228 Wh
・ポート数:10個
・充電方法:ACコンセント、USB Type-Cポート、ソーラーパネル、シガーソケット
・バッテリー:リン酸鉄リチウム電池
車中泊用のポータブル電源の選び方の5ポイント

photo by Negley Stockman on Unsplash
価格別のポータブル電源のおすすめアイテムをチェックしたところで、選び方のポイントについてもチェックしていこう。「一泊に十分な容量」「バッテリーの種類」「出力ポートの数」「充電にかかる時間と充電方法」「携帯性の高さ」の5つのポイントを意識して選びたい。
1:一泊するのに十分な容量
快適な車中泊を楽しむには、各種家電製品によるサポートが欠かせない。電源が必要な車中泊の必須アイテムとして、スマホやポータブル冷蔵庫、電気毛布、小型ヒーター、ドライヤー、電気ケトル、小型炊飯器などが挙げられる。
市販のモバイルバッテリーだけでは十分な電力を確保できず、大容量のポータブル電源が必要になる。快適な車中泊の実現には、夏の暑さ対策、冬の防寒対策が欠かせない。ポータブル電源が一台あれば災害時の備えとしても活躍するため、持っておいて損はないアイテムだといえる。
下記はシチュエーション別に必要なポータブル電源の容量となる。
※1Wh(ワットアワー)は1W(ワット)の電力を1時間使用した時の電力量を示す
■日帰りのアウトドア:100~500 Wh
日中の使用を想定するなら容量はさほど必要ない。スマホの充電やポータブル冷蔵庫を使用できる。コンパクトで比較的安価なモデルが多い。
■一泊の車中泊:容量:500~900Wh
一泊の車中泊を考える場合は、500~900Whの容量が必要になる。スマホの充電やポータブル冷蔵庫、電気毛布の使用など、就寝時の快適さを確保できる。不自由のない車中泊をしたい場合におすすめの容量だ。
■災害時の備え:1,000Wh以上
1,000Wh以上の容量があれば、車中泊でさまざまな家電製品への電力共有を賄える。電気ケトルや炊飯器なども使え、こだわったキャンプ飯にチャレンジできる。また、災害時の備えにもできるため、予算に余裕がある場合は検討したい。
ポータブル電源に求める容量については、実際にどの家電をどれだけ使うかによるため、下記を参考にしてほしい。
・スマホの充電:5~30W
・サーキュレーター:20〜30W
・小型ヒーター:50~60W
・電気毛布:50~80W
・ポータブル冷蔵庫:60~300W
・炊飯器:100~300W
・ドライヤー: 600~1,200W
・電気ケトル:1,000~1,300W
・電子レンジ:1,000~1,450W
スマホの充電や電気毛布、ポータブル冷蔵庫を使うのであれば、100~500 Whの容量をもつポータブル電源で対応できる。電気毛布や小型ヒーターを就寝中に使いたい場合は、容量に余裕のある500~900Whを選びたい。調理をしたり身だしなみを整えたりしたい場合は、1,000Wh以上の容量に余裕のあるポータブル電源が視野に入る。
2:バッテリーの種類
ポータブル電源のバッテリーは、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用している物を選びたい。リン酸鉄リチウムイオン電池は、電気自動車やハイブリッド車にも使われている物で、エネルギー効率が最適化されており、安全性が高められている。通常のリチウムイオンバッテリーと比べて充放電サイクルが多く、バッテリーの寿命が長い特徴をもつ。環境に優しい素材が使われており、長く愛用できる点も魅力だ。
3:出力ポートの数と種類

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一度に複数の家電製品への電力供給を行う場合、ポート数の多さが鍵になる。家庭用のコンセントと同じ形状のAC出力ポートを2つ以上備えたモデルが理想だ。AC出力ポートが複数あれば、空調を使いながら同時に調理を進めるといった使い方もできる。また、機器の接続を代えるたびに電源コードを抜き差しする手間も省けて快適だ。
AC出力ポートのほかにもUSBポートを備えた機種であれば、スマホやタブレット、ハンディー扇風機への充電が可能だ。AC出力ポートをほかの用途に使える点が嬉しい。
DC出力ポートがついていれば、クルマのシガーソケットと同じように使え、対応機器への充電が行える。
ポート数の多さと種類が豊富なポータブル電源を選ぶことが、快適な車中泊の実現につながる。
4:充電にかかる時間と充電方法
ポータブル電源を使う前には事前の充電が必要だ。充電にかかる時間は旅行のスケジュールに大きな影響を与えるため、重要なポイントになる。急に必要になったり予定が早まったりと、状況の変化に対応できるよう充電速度が速い機種がおすすめだ。
また、充電方法についてもチェックしておきたい。自宅なら家庭用のコンセントから充電ができるが、出先で急な充電が必要になった場合、災害時に電源が確保できない場合など、複数の充電方法に対応していると安心できる。
ソーラー充電

参考価格:44,800円/photo by 楽天市場
別売りのソーラーパネルを使い、太陽光を使って充電する仕組み。ポータブル電源の容量を使い切っても追加で充電でき、電源が不要なため外出先でも使える。災害時の備えにもなるため、折り畳み式のコンパクトなソーラーパネルを持っておくと安心できる。
・ソーラー充電のメリット:コストをかけずにどこでも充電できる
・ソーラー充電のデメリット:悪天候や夜間の充電ができない
カーチャージ充電
カーチャージ機能付きのモデルなら、DC出力ポートを使いクルマのシガーソケット経由で充電できる。別途カーチャージャーというケーブルが必要になるが、クルマで走行している間に充電を済ませられる点はメリットといえる。
・カーチャージ充電のメリット:天候に左右されずに充電できる
・カーチャージ充電のデメリット:別途カーチャージャーの購入が必要
パススルー充電
パススルー充電に対応したモデルなら、ポータブル電源のバッテリーを充電しながらスマホや暖房器具への充電を同時に行える。ポータブル電源の充電が切れた際にも、接続機器と同時に充電ができる点がメリットだ。ソーラーパネルやカーチャージからの充電を受けながら、ポータブル電源に接続した複数の機器も同時に充電できるメリットもある。
5:携帯性の高さ
ポータブル電源はクルマで輸送することになるが、なるべく軽量でコンパクトなほうが持ち運びやすく、さまざまな場所で使える。小型のモデルならクルマの後部座席やトランクにも置きやすく、車中泊の際にも邪魔にならない。
基本的にはポータブル電源の容量が増えるほどサイズは大きくなる傾向にあるため、どのように使うかを意識しながら必要な容量を割り出し、その中でも持ち運びやすいサイズや重量の物を選ぶと良いだろう。車中泊向けの600Wh~1,000Whのモデルであれば、ハンドル部分を掴んで比較的簡単に持ち運べる。
必要な容量・価格のポータブル電源を揃えて車中泊を快適に

photo by Zendure Power Station on Unsplash
思い立った時に手軽に出かけられ、自分だけの空間でゆったりとした時間を過ごせる車中泊。スマホの充電や家電製品を動かすためにも、ポータブル電源があると快適さが大幅にアップする。
ポータブル電源は多彩な機種が市場にあふれているが、下記の要素を元にして選びたい。
・一泊に十分な容量
・バッテリーの種類
・出力ポートの数
・充電にかかる時間と充電方法
・携帯性の高さ
複数の機器へ給電できれば暑さ・防寒対策、こだわりの料理などができるため、事前に車中泊でやりたいことをイメージすると良いだろう。バッテリーの容量は商品の価格と比例するため、過不足のないよう選びたい。