健康・美容
メンズパジャマのおすすめ16選!人気ブランドのアイテムをチェック
2024.11.01
「パジャマに着替えるのが面倒くさい」と、ルームウェアや下着のままで眠っていないだろうか。実は「パジャマに着替える」という行為は、寝る前に歯を磨いたり読書をしたりするのと同じ、眠りにとって重要な役割を果たす「入眠儀式(スリープセレモニー)」のひとつである。
眠る前に決まった行動し続けると、その行動をとったときに頭と身体が眠る時間になったと認識し、睡眠モードに入りやすくなる。なかでもパジャマに着替えるという行為は、パジャマそのものの肌ざわりの良さも相まって、より心身のリラックス感が増し、眠りやすくなるのだ。快適な睡眠空間づくりのために、まずはパジャマに着替えてから眠る習慣を身につけよう。今回は素材やデザイン、季節など、快眠につながる睡眠環境を整えるためのメンズパジャマの選び方と、おすすめのアイテムを紹介する。
メンズパジャマ選びはまず素材・生地をチェック
直接肌に触れるものだけに、パジャマは肌に優しい素材にこだわりたい。特に肌が弱い人は、天然素材といった肌への刺激が少ない素材を選ぶようにしよう。
以下に、パジャマに使われる主な素材と生地の種類をまとめてみた。
繊維の種類
【綿】
吸湿、放湿性に優れており、扱いやすくパジャマにぴったりの素材。
【シルク】
人の肌の成分に近いタンパク質が由来で、吸湿性、吸水性、発散性に優れている。
「夏涼しく、冬温かい」のも特徴。
【麻】
麻は柔らかいリネン、シャリ感とひんやり感のあるラミーの2種類がある。
どちらも吸湿、放湿性が高く、耐久性の面でも優秀。
【ウール】
繊維の間にたっぷりと空気を含み、寒い冬でも体温で暖かい。
吸湿性や消臭性にも優れ、蒸れにくいのも特徴。
【化学繊維】
ポリエステルやナイロンといった化学繊維を使った素材は、軽さや型崩れのしにくさなど、天然繊維とは違ったメリットがある。
生地の種類
【パイル】
ループ状の糸が織り込まれており、ループが長く太いほど吸湿性と保温性が高く、生地のボリューム感も増す。
【サテン】
表情につやがあり、つるりとした肌触りの高級感のある生地。
チクチク感がなく、素肌にも心地良く着られる。
本来はシルクでつくられるが、最近は綿やナイロン、ポリエステルを使ったサテンもある。
【ニット】
ニットは、毛糸や綿糸を編んでつくった生地のこと。
パジャマの場合は柔らかく、ストレッチ性のある素材が多い。
【ガーゼ】
ベビー用品などにも使用される生地。
汗をたっぷりと吸っても蒸れにくく、洗うたびに柔らかさや風合いが増す。
【天竺】
生地の表裏がはっきりした編み地で、横方向に伸縮性がある。
【スムース】
表裏の区別がない両面編み。肌触りが滑らかで、伸びやか。
【サッカー】
表面に波状のシボがあり、肌にまとわりつきにくい、さらっとしたタッチの夏素材。
【リップル】
加工を施して表面にさざ波のような凹凸をつけた生地。
肌に貼りつきにくく、夏場も爽やかな着心地。
【楊柳】
撚りの強い横糸を使った凹凸のある生地。
肌に触れる部分が少なく、ベタつきにくい夏向きの素材。
【キルトニット】
天竺の間に中綿を入れた生地。保温性に優れ、着心地はふっくら軽やか。
【フランネル】
生地の表面を毛羽立たせた、ふわふわの肌触り。
肌に触れた瞬間のひやっと感がなく、保温性に優れている。
シーズンごとのメンズパジャマ選びのポイント
着用する季節に応じて最適な着心地を得られるパジャマを選びたい。肌寒い季節と蒸し暑い季節に適したパジャマの特徴は以下の通りだ。
冬の場合
手足が冷えや室内の乾燥などによって睡眠の質が落ちがちな冬は、適切なパジャマ選びを。寒いからと厚着をすると衣類の重みで身体に負担がかかり、寝苦しさを感じることがあるため、軽くて暖かなパジャマが適している。
毛布のようなふわっとした肌触りの起毛素材や、ひやっとせず、暖かで蒸れにくい綿素材のフランネル、温度調節効果があるシルク素材、寒い夜でも暖かさに包まれるウール素材のパジャマがおすすめだ。
夏の場合
蒸し暑く、寝苦しい夏の夜は、汗や湿気を吸収して寝返りが打ちやすいパジャマを。吸汗速乾機能があるパジャマなら汗をかいても蒸れやべたつきが少なく、涼しい状態を保って心地良く横になれる。また、エアコンで身体が冷えやすいと感じるなら長袖長ズボンのパジャマを、手足が出ているほうが快適なら半袖半ズボンのパジャマを選ぼう。
生地表面に凹凸やシボがあるサッカー素材やリップル素材、楊柳は、肌に触れる面積が少ないためベタつきにくく、汗ばむ夏も快適。シャリっとした麻素材や温度調節効果のあるシルク素材も暑い時期におすすめだ。
メンズパジャマの人気ブランドにも注目!
心地良く眠るだけでなく、パジャマに着替える楽しみも重視するなら、デザイン性にもこだわったブランドのパジャマに注目。例えば、女性人気の高いルームウェアブランド「ジェラートピケ」はメンズラインをラインアップ。「グンゼ」をはじめとするアンダーウェアブランドもさまざまなパジャマを揃えている。
近年は、着るだけで疲労回復効果があるとされるTENTIALの「リカバリーパジャマ」の人気が急上昇中だ。眠りの質にこだわるなら手にしてみてはいかがだろう。
メンズパジャマの色や形も快適さの鍵に
パジャマといえばシャツ型が基本だが、最近はTシャツ&パンツのセットアップタイプやスウェットの上下など、いろんなデザインのパジャマがある。選ぶ際のポイントを押さえておこう。
締めつけ感のないゆったりシルエットを
身体にフィットしすぎるパジャマではなく、ボディーや腕周りがゆったりしている物を。パンツは楽に穿けるよう、ウエストのゴムが柔らかい物を選ぼう。
夏は「オープン」スタイルで
夏場は風通しが良く、パジャマの中に熱がこもりにくい、袖口や襟が大きく開いたデザインを。
冬は「クローズ」スタイルで
冬場はイネックや襟のつまったデザインなら、首元から冷気が入りにくく、就寝時の寒さを軽減してくれる。袖口やズボンの裾口はズレ上がりにくい物を。
心地良さにつながる色
パジャマは、赤やオレンジ、黄色といった派手な色は避け、気持ちを落ち着かせてくれる色を選ぶこと。ブラウン、ベージュ、グレー、アイボリーなどのナチュラルカラーをはじめ、気持ちを静めるといわれる「青系」、安らぎを感じさせる「グリーン系」がおすすめだ。
おすすめのメンズパジャマ16選
おしゃれなブランドパジャマ、注目度の高いリカバリーパジャマなど、ぜひ着てほしいパジャマを厳選。毎日の眠りが変わるはずだ。
1:TEMPUR テンピュール パジャマ 上下セット
ストレートネック対策の枕、腰痛対策のマットレスのトップブランド「テンピュール」がつくったパジャマ。アルミナ、カルシウム、ナトリウム、酸化ケイ素、マグネシウム、鋼鉄と6種のミネラル成分を素材に配合している。とろけるような肌触りで、寝汗をかいても爽やか。半袖Tシャツと7分丈パンツのセットで、夏場はもちろん、冬場は手持ちのパジャマのインに着ることもできる。
2:TENTIAL BAKUNE DRY LONG リカバリーウェア 疲労回復パジャマ
話題のリカバリーパジャマのなかでも人気のアイテム。約5年の歳月をかけて研究・開発された極小セラミックス加工を施した機能繊維、「SELFLAMEⓇ」が遠赤外線作用を放出・増幅することが特徴。これにより血流改善が促され、寝ている間に心身の疲労回復へと導いてくれる。
一般医療機器の認定を受けている信頼度の高さもポイント。スウェットタイプで着やすく、吸汗速乾性が高いため3シーズン着用可能だ。
3:TENTIAL BAKUNE Pajamas Gauze トップス パンツ
「TENTIAL」のリカバリーパジャマのなかでも、着心地にこだわったアイテム。極小セラミックス加工を施した機能繊維「SELFLAMEⓇ」が遠赤外線作用を放出・増幅させることで全身の血行が促進され、疲労を回復。肩や腰など筋肉のハリも寝ている間に和らいでいく。
生地は特殊繊維とガーゼを織った4層構造。表面と、肌に当たる裏面がガーゼになっているため着心地はソフト。生地の間に空気層ができることでふわっと軽く、その空気が体温で暖まるため冬場でもあったか。高い吸汗放湿速乾性により、暑い夏場も快適だ。
4:VENEX リカバリーウェア メンズ コンフォートポンチセットアップ
コスメメーカーと東海大学、神奈川県が産学公連携によって開発したリカバリーパジャマ。コンセプトは「人間が本来持っている自己回復力を最大限に発揮させること」。ナノプラチナなどの鉱物を含む独⾃の特許技術を用いた素材を練り込んだPHT繊維が、遠赤外線を発して全身の血行を促進。コットンをブレンドしているため、肌当たりが柔らかだ。肩や腰、太ももなどにツッパリ感がパターンもこだわり。ゆったり眠れて心身の休養をサポートしてくれる。
5:疲労回復ウェア リカバリーウェア リカバリーケアプラス
紳士服メーカー「AOKI」が開発したリカバリーパジャマ。身体が発する遠赤外線エネルギーを高濃度セラミック繊維「リカバリーケアプラスⓇ」が輻射することで血行を促進し、疲労を解消する仕組みになっている。
さらっとした中肉厚の綿混で、春先から初夏、初秋から初冬と長いシーズン着用可能。シンプルで飽きのこないデザインで、サイズ展開も豊富、リーズナブルな価格なため、リカバリーパジャマにトライしたい人におすすめだ。
6:グンゼ 長袖長パンツ パジャマ KAIMIN NAVI (快眠ナビ)
グンゼの機能パジャマブランド「KAIMIN NAVI(快眠ナビ)」。眠りの環境つくりをサポートすることをめざし、科学的検証を重ねて開発を行っている。このパジャマは「特許申請済 寝返り設計」を採用。グンゼの従来品より肩のラインを下げ、アームホールを広げる独自設計で背中、肩、腕の動きがスムーズに。少ない筋量で寝返りを打てることが確認されている。オーガニックコットン100%のダブルガーゼ素材で肌触りはソフト。吸湿性、通気性に優れ、ロングシーズン着用できる。
7:グンゼ BODY WILD 半袖長パンツ ルームウェア
ボクサーパンツをはじめとした、グンゼのアンダーウェアブランド「BODY WILD(ボディワイルド)」のアイテム。綿100%の天竺素材を使用し、肌ざわりが柔らか。吸湿、放湿性にも優れ、寝汗をたくさんかく、暑くて寝苦しい初夏から初秋にかけてのパジャマにぴったりだ。トップスは袖口にロゴプリントをあしらったドロップショルダーでゆったり。ボトムスも締めつけがなくラクラク。ルームウェアとしても使えるため、「いかにもパジャマはちょっと」という人におすすめだ。
8:wacoal ワコール メンズ 睡眠科学 パジャマ シャツ 長袖 上下セット
ワコールが長年研究し、辿り着いたブランド「睡眠科学」。“眠りここち”に、徹底的にこだわり、ワコールが高級インナーにも用いるオリジナルの超長綿「天綿Ⓡ」を使用している。希少な超長綿のなかでも得に繊維が長い物を選んで紡績しているため、驚くほどの柔らかさと滑らかさを誇る。洗濯しても風合いが損なわれず、夏以外の季節に活躍。肩や腕、足など睡眠中に良く動かすことを考えた設計で、寝返りも無理なくできる。
9:ジェラートピケ オム ロゴプルオーバー&チェックハーフパンツセット
ふわもこ素材とデザートのような甘いデザインで、女性に人気のルームウェアブランド「ジェラートピケ」のメンズライン。「スムーズィー」と名づけられたオリジナル素材は、ふわふわとしながらもしっとり滑らかな肌触り。まさにデザートに包まれているような気持ち良さだ。オーバーサイズのロゴ入りトップスとギンガムチェックのハーフパンツのセットアップもスタイリッシュ。ナイトタイムが待ち遠しくなる。
10:マッキントッシュ パジャマ MACKINTOSH PHILOSOPHYネル生地
イギリスの高級ブランドのセカンドライン 「MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュフィロソフィー)」からパジャマが登場。フロント部分をハウスチェックで切り替えて、イギリスらしいトラディショナル感を演出している。ポケットにはマッキントッシュのシンボル「バッキンガムベア」の刺繍がキュートなアクセントになっている。生地の表面を毛羽立たせたフランネル素材なため、ふわふわとして暖かい。寒いシーズンに欠かせない一枚になるはずだ。
11:BROOKS BROTHERS オックスフォード パジャマ Traditional Fit
1818年にニューヨークで創業したアメリカンクラシックブランド、「BROOKS BROTHERS」。ボタンダウンシャツが代表的存在で、仕立ての良さと着心地から長く支持されている。その技術とセンスをパジャマに応用。通常の平織り生地よりもすき間が多いため通気性に優れ、軽やかなオックスフォードを使用している。パイピング使いの襟やポケットがキリッとしながら、襟元の開きやシルエットはゆったり。パンツはウエストをひもで結ぶタイプになっている。きちんとパジャマに着替えることが身につく、洗練度の高さが際立つ。
12:紳士ニットシルクパジャマ【SILK100%】
シルクのパジャマというと、薄くて光沢のあるシルクサテン織のパジャマが一般的だが、このパジャマはシルク糸をニットマシーンで編んだシルクニットを使用。適度な厚みと伸縮性があり、心地良い着用感を実現している。肌への貼りつきもなく、シルク初心者にも、シルクに抵抗感がある人にもおすすめだ。気負いなく着られるよう、形はあえてスエットタイプに。シルク100%ならではの吸湿性・放湿性・保湿性に優れ、季節を問わずに活用できる。
13:フレンチ リネン パジャマ メンズ 麻100 % 上下セット
高級リネン(麻)シャツよりも更に細い糸で織ったフレンチリネン地を使用。麻にありがちなチクチク感、ゴワゴワ感がなく、ふわっと一枚の布をまとったような柔らかな着心地のとりこになるだろう。洗うほどに柔らかくなり、こなれてくるのも魅力。また、吸水性・吸湿性が高く、寝汗をかいてもさらさら感が続く。「雪の下」「山桜」といった自然の色をイメージしたカラー展開も目を引く、ラグジュアリーなパジャマだ。
14:今治タオル メンズ イデゾラ オム パジャマ 半袖
タオルの聖地・愛媛県今治市でつくられ、厳しい基準を満たした製品だけに与えられる称号「今治タオル」。世界でも認められるジャパンクオリティのタオルを贅沢に使ったパジャマだ。超極細の糸を使っているため、タオルとは思えない軽さ。しかも細かいパイルによって、肌あたりはおろしたてのタオルに包まれたように、ふわふわ柔らかだ。もちろんタオル地なため吸水・発散性に優れ、寝汗をかいてもベタベタせず、さらっと快適に眠ることができる。
15:キルトパジャマ あったか ルームウェア とりこ ToRiCo
布団メーカーが手がけた、ふかふかあったかパジャマ。着やすさを重視し、やや薄めのキルトを採用。生地の間の空気層が体温で暖められて、ぬくもりをキープしてくれる。また、生地には保湿クリーム成分を配合しているため、素肌に直接着てもしっとりとして冬場に気になる乾燥を軽減。洗濯を重ねると柔らかく風合いを増していくのも楽しみだ。シックなカラーがお洒落心をくすぐり、寒い季節の定番パジャマになるはず。
16:パジャマ メンズ 夏用 7分袖 涼しい メンズ涼快クルーネックパジャマ
織りの際、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の張り具合を変えることで、生地表面に凹凸をつくるサッカー生地を使用。この凹凸によって肌に当たる表面積が少なくなるため、汗をかいても張りついたりまとわりついたりせず、さらさら感を維持できる。着心地も軽やかだ。7分袖のトップスと長ズボンのセットアップで、暑い夏はもちろん、春から初秋まで着用可能。暑さ・汗対策、季節の変わり目や冷房による冷え対策のどちらにも優れている。
メンズパジャマ選びは肌触りと着心地に優れゆったりとした物を
メンズパジャマ選びのポイントは、まず肌触りと着心地の良さ。更に、吸水性・通気性・伸縮性などの機能に優れ、身体を締めつけないゆったりシルエットがおすすめだ。寝る前にパジャマに着替える習慣を身につけて、ゆったりとした心地良い眠りを手に入れよう。