GOODA
vol.37 INDEX
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 秋にまず持っておきたいトップスといえば、真っ先に思い浮かぶのが薄手のアウターだ。温度調整が難しいこの時期、Tシャツの上にサラッと羽織るだけで快適に過ごせ、さらに上品で洗練された印象まで醸してくれるなら頼もしい限り。さらに財布にやさしい価格帯であれば尚のこと良しだ。
 そんな「使い勝手」「デザイン」「コスパ」の三拍子がそろった逸品がこちらのジャケット。まず、“スラブ生地”という素材が使用されており、快適な着心地を約束してくれる。生地に凹凸があることから通気性が高く、肌への接地面も少なくなるため、少し汗ばむような残暑の日でも快適に過ごすことができる。これは、太さ・形・長さが不規則なスラブ糸で編み込むことで生み出される風合いのおかげだ。
 次に注目したいのが、“イタリアンカラー”と呼ばれる1枚仕立ての襟が、そのまま前立てにつながっているデザイン。襟から首元にかけて描かれた美しいラインが、落ち着いた上品さを構築してくれる。さらには、デザイナーが日本人の体型を意識し、着丈・肩幅・ウエスト周りのバランスをミリ単位で調整したという、緻密に計算されたシルエットによって、理想的なサイジングが体現されている。
 素材、デザイン共にこんなにこだわり抜かれたジャケットが、なんと1万円以下で購入できるなんて、企業努力の賜物と言わずしてなんとする、だ。まさに秋必携の優秀アウターと言えるだろう。

左:通気性が高く、柔らかさにも長けた“スラブ生地”。ポリエステル55%、綿45%の混紡。袖を通した時の着心地はストレスフリーだ。 右:襟部分には台襟がなく、芯地が使われているので、自然なカーブで美しく立てることが可能だ。

メンズスタイル
スラブ地裏毛イタリアンカラージャケット
8,532円
(MENZ-STYLE)

 通常のスポーツブランドがつくるモノとは一線を画した品格が漂う大人顔のスニーカー。それがこの「TOP SEVEN(トップセブン)」。“大人に特化した大人のためのスニーカーをつくる”という思いから始まった同ブランドは、世界のファッションシーンをリードする7大都市(パリ・ミラノ・ロンドン・ニューヨーク・ロサンゼルス・上海・東京)から命名。イタリアデザインチームとのコラボにより生み出されるデザイン性と、メイド・イン・ジャパンによる安定の高品質が融合したアイテムが揃う。
 こちらは、シンプルさを追求し、紐を通す穴さえも隠されたデザインになっており、スマートな足元を演出。さらにボディの内側にのみパンチングで「7」の文字を施すという遊び心もグッド。通常の白スニーカーにはない大人の色気を醸すのは、上質な天然皮革の素材のせいだけではなく、そんなつくり手のこだわりがつまっているからだろう。
 「外側(仕事)は几帳面、でも裏(プライベート)では遊びもわかっている男」そんな二面性のある男を靴から演出してみてはどうだろう。チラリとのぞかせる品のあるパープルが艶っぽさを醸し出す、まさに大人のスニーカーと呼ぶにふさわしい一足だ。

ボディの内側には「7」を横に傾けたパンチングが施されている。シンプルさの中にもしっかりと“遊び”を表現。

トップセブン
スニーカー TS-4001
19,440円
(edge home)

 オフはもちろんビジネスシーンで使う人も増えているリュックサック。たっぷり荷物を入れても両手が空いて軽快に移動できるので、ひとつはマストで持っておきたい。
 今選ぶなら、デザイン性と機能性を兼ね備えながら、リーズナブルな価格という三拍子揃ったブランドとして、世界中で注目を集める「swisswin(スイスウィン)」がオススメ。こちらは黒のナイロン地というベーシックなカラーに、カモフラージュ柄という遊び心がプラスされたアイテム。ほどよい光沢感とミリタリーのカジュアルさを併せ持っているので、シーンを選ばず使えるという、コスパにも優れた一品。
 小旅行にだって使える22Lというサイズ感に加え、撥水性にも優れているので多少の雨でもヘッチャラ。アウトドアシーンでも活躍してくれるだろう。さらに、ファスナーをあければ、内側からMA-1を彷彿とさせるオレンジの裏地がお目見えするという、ミリタリー好きの心をくすぐる洒落心も〇。PC収納スペース、小物整理に便利な複数のインナーポケットに加え、イヤホンケーブルの通し穴や、ペットボトルホルダーなど、かゆいところにも手が届くつくりになっている。

AIRFLOW3D設計の背面パットを搭載。荷重を背面全体へ分散してくれるうえに、通気性を確保してくれるので長時間移動の負担も軽減。中国製。

swisswin
リュック
7,000円(バッグ リュック 財布のギャラリー)

 ちょっとした外出時などは、極力モノを持たずに身軽に出かけたいもの。ICカードをはじめ、小銭いらずでお会計ができるシーンも増えてきた昨今、マネークリップやカードケースのみを持ち歩くというのも、ひとつの選択肢。ジャケットの内ポケットに入れてもシルエットが崩れないような、ミニマルなタイプを手に入れたい。
 そこでオススメしたいのが、サンフランシスコに本社を置く「ストラス」の代表作である、スタイリッシュなマネークリップだ。シリコン製の小型財布やベルトバックル型のカードケースなど、ユニークな収納グッズを展開する同ブランド。なかでも世界的に知名度を上げるきっかけとなったのが、こちらの逸品だ。
 最大の特徴は、マネークリップといっても紙幣だけではなく、カードホルダーが一体化していること。クレジットカードやICカードなどを最大5枚まで収納可能だ。このホルダーシステムは特許を取得しており、1枚だけでも両サイドのホールドパーツでしっかり固定してくれる。もちろん紙幣の収納力も抜群で、最大30枚までホールドできる仕様だ。
 さらに特筆すべきはそのコンパクトさ。何も挟まない状態で、最も厚さがある箇所でも1.5cmしかなく、重さはなんと30g。素材にステンレススチールを採用しているので、丈夫さはしっかり担保されている。ちなみに無料で名入れ対応(名入れ対応カラーのみ)しているので、プレゼントにも最適だ。

左:マネークリップ部分。お札を3つ折りにして挟めば、ケースの横幅とほぼ同サイズになるので、意図しない曲がり方を防げる。 右:カードホルダー部分。1枚からでもカードがぴったりおさまる設計で、無駄を省いたスマートデザインを体現している。

ストラス
スマートマネークリップ
各4,980円
(WINDASIA)

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