GOODA
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山は紅く色づき、街にも落ち着きが漂いだす秋。シンプルなデザインのアースカラーアイテムを取り入れれば簡単に肩の力が抜けた大人の余裕を演出できる。

Photos : TATSUYA YAMANAKA(Q+A)
Styling : KENTARO UENO
Hair&Make : YUKIYA WATABE

セットアップもアース色で

適度な脱力感をプラス

ホワイトパンツとのコントラストで

ニットの存在感を際立たせよう

スタイルにひとクセ足せる

チャコールのタック入りパンツ

カーキ×ブルーで

コーデを引き締める手も

Interview

 多数のドラマや映画で、エリート音大生や、やり手のCEOといった女性の憧れの存在を具現化してきた、玉木宏さん。今年で俳優生活20年目を迎え、その活躍は留まるところを知らない。多忙な日々を送る玉木さんに、休日の過ごし方を聞くと……。

「先日、大勢の友人と念願だったキャンプをしました。休みの日は、ほとんど家にはいませんね」と玉木さん。

 夏はキャンプやトレッキング、冬はウインタースポーツを楽しむそうだ。

「かなりのアウトドア派なので、アウトドア用のブーツはいくつも持っています。スニーカーと合わせると200足ぐらい(笑)。スニーカーは、ハイブランド、ストリート系問わずに履きますが、ブーツはファッショナブルなものはゼロ。山歩きもウインタースポーツもハードコアなので(笑)」

 そんな玉木さんに、今後やってみたいことを聞くと、「一人旅」と即答。

「30歳になったとき、休みをもらってバックパックの旅をしました。26日間、ギリシャ、イタリア、スイス、ドイツ、フランスを周遊。鉄道やレンタルしたバイクや車で、素晴らしい風景を巡りました。貴重な経験になったので、また、旅がしたい。本当は、南米やアフリカで大自然を感じてみたいけど……。周囲から反対されるので、実現は難しそうですね(笑)」

 玉木さんにとっては4年ぶりの舞台出演となる『危険な関係』。原作は、フランス人作家のピエール・ショデルロ・ド・ラクロの小説で、世界各地で映画化やドラマ化されている名作だ。18世紀・パリの社交界で男と女が、恋愛心理ゲームを展開する。

「日本人にはフランスの社交界は特殊な世界だし、貴族達の“恋愛心理戦”はもっと非日常的です。でも、未知の世界観だからこそ、エンターテインメントとして楽しめる作品だと思います。観客の皆さまが、自然と劇中に浸れるよう演じたいですね」

 玉木さんが演じるヴァルモン子爵は、稀代のプレイボーイ。共演の鈴木京香さんが、“フランスの光源氏のよう”と表現するほどだ。

「台本を読んだ感想ですが、少し、プレイボーイ感が弱いかな、と(笑)。台本は、あくまでもベースです。僕が表現する表情や声の強弱、アクションでヴァルモン子爵に命を吹き込み、観客の皆さんに楽しんでいただく。それが、俳優の責務だと思っているので、とことんプレイボーイに徹したいですね」

 玉木宏版ヴァルモン子爵は、女性たちをどんな異世界に誘ってくれるのだろうか。舞台の上で、彼が次々と女性たちを翻弄する姿が、今から楽しみだ。

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