ニセコ羊蹄山発。「ICOR」のスキンケアアイテムから感じる「北海道の生命力」

ICORクリエイティブディレクターの宇津木ユミコさん

店舗が自然や地形と一体化。ICORが“ニセコ”にある理由

――ICORはどんなブランドなのでしょうか。

「商品には、北海道羊蹄山の雪解け湧水を使っているのですが、この水はとてもpH値が低く、超軟水と呼ばれている水。飲んでみても口当たりが柔らかく、人の肌に近いpH値で肌馴染みもすごく良いんです。そういった水と、この水に育まれた自然の植物を使って、北海道の恵みを活かした製品をつくっていきたいということではじまったブランドです」

――ICOR誕生のお話しを教えてください。

「2020年の4～5月頃、ブランドの立ち上げと本社の建設を同時に進めているタイミングでコロナの蔓延が重なってしまいました。物資や人手の問題で建設は遅れてしまったんですが、それでもずっと前から用意をしてきていたので、ブランドのスタートを遅らせるのはやめようと話し合い、最初はオンラインストアからスタートしました。その翌年の2021年に、実店舗と、北海道の魅力と美容をたっぷり取り入れた食事や飲み物を提供するカフェを併設した本社が完成。1年遅れではありますが、ブランドと店舗をようやく一緒に展開させることができました」

ニセコにあるICORの本社兼、店舗。建物と森の間には小川が流れていて、地形に沿った形で建物がつくられているのが印象的だ。

併設のカフェで食べられる「二世古酒造の酒粕発酵ブリュレ エスプレッソソースがけ」と、「北海道産エゾジカのサンドイッチ」。

生命力溢れる北海道の水と植物をスキンケアに

――ICORの製品の素材には、北海道のどんなものが使われているのでしょうか。

「白樺樹液や米糠油、ラベンダーの精油、クマ笹のエキス、紫根（しこん）、米セラミドなど、北海道ならではの植物を使っています。寒い土地なので、植物たちも寒さに強く生命力に溢れていて、それが成分にも活かされていると思っていただけたら嬉しいです。植物以外には、ガゴメ昆布などの海産物も使っています。鮭は、身を加工品で使い残った皮や骨、頭部などは廃棄されてしまうことがあるのですが、それをアップサイクルして抽出した、コラーゲンやプロテオグリカン、プラセエンタという成分を製品に使用しています」

今回の話に出たもの以外にも、さまざまな北海道産成分がICORでは使われている。

メイクをしなくても。男性にこそオススメしたい「オイルクレンジング」

――GOODA読者は男性が多いのですが、メンズスキンケアにおすすめの商品を教えてください。

「ICORが拠点としているニセコは海外からの観光客が多く、また長期滞在される方も多い場所。そういった、色々な国の方々、家族、カップル、性別、年齢を問わないスキンケアアイテムを展開するブランドであるということを前提に、今回は男性に向けてお話しさせていただきます。まず『オイルクレンジング』をおすすめしたいのですが、オイルクレンジングと聞くとメイク落としを想像するかもしれません。メイクは基本的に油分でできていて、顔から出てくる皮脂も油分なので、それを落とすためにオイルクレンジングというのはかなりおすすめなのです。男性の皮膚は分厚く皮脂が溜まりやすかったり、『インナードライ』と呼ばれるように角質層が厚いために保湿がうまく出来なかったりして、中は乾燥しているという状態になっている方が多いんですね。それで自ら油分を出そうとすることがテカリの原因になったりするのです。なので、男性にもぜひこのオイルクレンジングを使ってみていただいたいです。以前はもう一つ洗顔商品を出していたのですが、それよりもオイルクレンジングの方がすごく優しく汚れを落とし、毛穴の中の汚れをキレイにしてくれるので、今は洗顔商品はこれのみになりました。よく『ダブル洗顔』といってメイクを落とした後にもう一度洗顔をするというのを聞いたことがあるかと思うのですが、ICORの場合は、オイルクレンジングだけで完結できます」

――オイルクレンジングの具体的な使い方を教えていただけますか。

「余洗いなどをせずに、乾いた状態でクルクルっと顔に塗り広げ、毛穴の中までキレイにする感覚で力を入れずにマッサージ。その後、お水を少し手につけて乳化させるのですが、こうすることにより浮かせた汚れを絡め取ってくれます。あとは洗い流すだけ。洗い上がりは肌がモチっとしますよ。ちなみにこのオイルクレンジングは、自然由来成分99%。米由来の成分（コメヌカ油、グルコシルセラミド）、ビタミンやアミノ酸、ミネラル、セラミドなど美容成分をたっぷり含んでいます」

オイルクレンジング　4,290円

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洗顔後の色々なケアをすっ飛ばしたいなら「バランシングセラム」

――洗顔後のスキンケアはどうしたら良いのでしょうか。

「オイルクレンジングで洗顔した後は、『バランシングセラム』という美容液がオススメ。ICORのラインナップのなかでも少しプライスが高めなのですが、それには理由があります。白樺樹液（シラカンバ樹液）には、アミノ酸や有機酸、ミネラル、糖類がしっかり入っており、しかも白樺樹液は、春に自分の生命力で葉を茂らせようとして大地からたくさんの水分を吸い上げた白樺の樹液を分けてもらっているのです。そのほかにもビタミンC誘導体（ビスグリセリルアスコルビン酸）や、鮭から取れるプロテオグリカン、リフトニンという肌のハリ感を高めてくれる成分が入っているので、肌の底上げをしてくれるというか、肌にきちんと栄養を与えて透明感を出してくれるのです。なので、洗顔後はこれ一本でスキンケが済んでしまうというアイテムなんです。少量でも伸びがいいので、スポイトで取って100円玉大くらいを手に出し顔全体に馴染ませて使ってください。洗顔後の色々なケアをすっ飛ばして、ひとつが良いという方も多いかと思うのですが、そういうオールインワン的なものをお探しの方にはこちらがおすすめです」

バランシングセラム　9,900円

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一番人気の「オイルインミスト」はパートナーとシェアも◎

「バランシングセラムも良さそうだけど、少しお値段が……という方には、同じく洗顔後に一本で完結できる『オイルインミスト』という保湿ミストをオススメしたいと思います。オイルと美容液の２層になっていて、振って混ぜて、先ほどもお話しした“乳化”をさせた状態で使っていきます。油分と水分を一度に補給できるので、化粧水とクリームを一度につけているような感覚で使っていただけます。鮭のコラーゲン（サクシノイルアテロコラーゲン）、米糠油（コメヌカ油）、発酵紫根（サッカロミセス／ムラサキ根油発酵液）のエキスなどを使用しており、肌のゆらぎ、インナードライなどに期待できるアイテムで、ICORの一番人気商品となっています。家族や、恋人とシェアして使うという方も多く詰め替え用も新く発売しましたので、お得にリピートしていただくこともできます」

オイルインミスト　3,740円

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オイルインミスト（詰替用）　3,190円

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メンズでオイルクレンジングを使うという発想すらなかったという方は結構多いのではないだろうか。洗顔後に肌がつっぱらないという感覚を、ぜひ体感してほしいと思う。メンズスキンケは工程が多いと、どうしてもサボってしまいがちだが、洗顔後ひと手間だけなのもとても嬉しい。北海道が生んだ生命力あふれる素材の恩恵を受けられることだけではなく、その使いやすさも魅力のICOR。スキンケアに興味はあるが何を選んだらいいか分からないという方はICORを選んでみてはいかがだろうか。

【ICORO NISEKO】
北海道虻田郡ニセコ町羊蹄99-3
TEL：0136-55-5460

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今回ご紹介したICORの「オイルクレンジング」を抽選で3名様にプレゼントいたします。
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商品提供：株式会社ICOR
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2023年10月下旬頃を予定
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