匠のモノ語り
Omni(オムニ)公式オンラインストア インタビュー

“どこにもない”を開発・製造 美容健康家電業界の小さな巨人!

Text:YUKO NAKANO(keynote) Photo:KAZUNARI TAMURA 2025.4.15
Omni(オムニ)公式オンラインストア

大手メーカーをはじめ競合ひしめく美容家電業界で、神戸の株式会社オムニは、1995年から現在に至るまで他社には真似できない独自の発想で「美容」「健康』を追求。業界に先駆けて冷却機能を搭載した家庭用フラッシュ脱毛器や、くわえるだけでスッキリしたフェイスラインを目指せるエクササイズマシン、ぱっちり二重になる二重まぶた形成器、ほうれい線をスッキリさせるお肌のアイロンなど、画期的な商品をいち早く開発・製造してきた。小規模ながら次々とヒットを飛ばす秘訣には、同社代表取締役社長、松井佳久さんの革新的な発想と、それを実現するスタッフのノウハウがあった。

Omni(オムニ)
公式オンラインストア

肌やカラダに直接触れる商品だからこそ
メーカー直販の“安心感”を大切に

株式会社オムニは、医療メーカーのエンジニアだった代表の松井佳久さんが「家庭で手軽に使える美容健康家電をつくりたい」という思いを込めて、1995年に設立。エンジニアとしての高いスキルに加えてアイデアマンでもあった松井さんは、世の中になかった美容健康家電を続々と開発。企画から製造まで一貫して行えるメーカーとしての強みを活かし、自社販路とユーザーとの直接的な接点をさらに拡大するために、2018年、楽天市場にオムニの公式オンラインストアをオープンした。

そんなオムニの代表的な商品のひとつが、家庭用フラッシュ脱毛器だ。フラッシュ脱毛器は、毛に含まれるメラニン色素(黒色)に反応する光を照射し、ムダ毛にダメージを与えて発毛を抑えていく仕組みで、オムニでは脱毛サロンなどで用いられる機器と同様の効果を実現。照射の際に感じる熱さや痛みを軽減し、照射後のほてりなどを鎮静する手間を省くために、肌を冷やす冷却機能を15年近く前から搭載しているという。

Omni(オムニ)公式オンラインストア
肌にあてるとひんやりして熱さや痛みを感じにくい。ドライヤーのような形状で扱いやすさにもこだわった光脱毛器「クールフラッシュボーテNEO」。

現在、家庭用フラッシュ脱毛器は冷却機能付きが主流だが、高額商品が多い。しかし誕生以来、進化を遂げてきたオムニの「クールフラッシュボーテNEO」は競合商品を上回るハイスペックでありながら、自社開発~販売まで一貫しているため圧倒的に安く顧客に提供できるため、ムダ毛に悩む女性ユーザーから支持されているという。

「美容健康家電はお客様の肌やカラダ、デリケートな部分に直接触れるものなので、安全・安心が絶対条件です。そのため、当社の約7割の商品は、日本で製造しています。また、海外で製造している商品であっても企画は全て日本で行っています。これまで日本国内の製造にこだわってきましたが、現在のグローバルな市場環境を踏まえ、メイド・イン・ジャパンを常に意識しながら、今後は安定した供給体制と高い品質を両立させるべく、より柔軟で持続可能なサプライチェーンを構築しています」と語る専務の黄瀬 雅さん。

メイド・イン・ジャパンの美容健康家電専門メーカーであることも、オムニが支持される大きな理由になっている。

アイデアをカタチにするノウハウと
ユーザーの声を取り入れる柔軟性が最大の武器

フラッシュ脱毛器と並んで、「これぞオムニ」という商品がある。「フェイシャルリフト アトワンスα」だ。ペットボトルを半分にした形状の商品を唇で挟むと、縦横360度全方向に振動。二重あごや顔のたるみ、ほうれい線などをすっきりエクササイズできる。表現として『イグアナから人間の顔に生まれ変わった』という声があがったほど、驚きの変化を簡単に得られることから、発売開始以来、累計の販売数は60万個を突破している。

Omni(オムニ)公式オンラインストア
「フェイシャルリフト アトワンスα ビギナーズセット フェイシャルローラー付」には、初心者でもくわえやすい形状のビギナーズ用マウスカバーや、付け替え可能なフェイシャルローラー付き。

開発のきっかけは約17年前、ペットボトルをくわえて上下させる小顔ダイエットをたまたま目にした松井代表が「これを商品化すればヒットする」とひらめいたことだった。

「これに限らず、当社の商品のほとんどが代表のひらめき、顔やカラダに対する悩み、時流を鋭く、素早くキャッチする洞察力によって生まれています」というのは、企画開発部の内藤暁行さん。中には「どうやってカタチにするのか」と頭を抱えてしまうアイデアも提示されるそうだが、内藤さんを中心にスタッフで試行錯誤しながら、ほうれい線やお顔のあらゆるシワに当てやすい形状の美顔器や、鼻に装着して内側から軟骨を持ち上げながら、鼻骨に振動を与え、ツンとした美鼻に整える器具、髪の毛をカットしながら刈り上げた髪を吸引できるバリカン、最近は美容健康家電で培った知識を活かして、歯垢を簡単に発見できるデンタルプラークチェックライト、非接触式電子温度計やアルコールチェッカー(アルコール検知器)、魚介類に寄生するアニサキスのチェックライトといった商品も世に送り出している。「代表はまさに美容健康家電のエジソンであり、イノベーターです」(内藤さん)

Omni(オムニ)公式オンラインストア
商品の仕様は部署間を超えて追求していくのがオムニ流(左から営業部 部長・櫻井佳輝さん、企画開発部・内藤暁行さん、専務・黄瀬 雅さん)。

松井代表はもちろん、商品の開発・製造にはスタッフからの指摘、そしてECストアに寄せられるユーザーの声も反映されている。

「脱毛前にはムダ毛を短くカットする必要があるのですが、『肌がカミソリ負けしてしまう』というお客様の声から、お肌にやさしいシェーバーを開発しました。肌に触れる部分は24金メッキで金属アレルギーからお肌をまもり、お肌の弱い方にも安心して使用してもらえるようにこだわりました。パーツの付け替えで眉毛や鼻毛のお手入れもできます」という営業部の櫻井佳輝さん。ECストアに寄せられるリアルな声は、商品のマイナーチェンジやバージョンアップに欠かせない、“宝の山”だという。

Omni(オムニ)公式オンラインストア
社名は英語で「多数のものを含む」「乗合バス」などを意味するomnibus(オムニバス)から命名。その名の通り商品はバラエティ豊か。

「ユーザーのお悩みを解消し、美しく変身していただくことが当社の使命であり、スタッフ一同最大の喜びです。美容・健康への要望はまだまだ数え切れないほどあるので、お客様はもちろん、今後は世界にも視野を拡げて多くの人に寄り添い、潜在的なニーズを掘り起こし、いつまでも美しく若々しくありたい、という願いに『ものづくり』によってお応えしていきます」(黄瀬さん)

Three Focus Storys

  • 自社で企画・開発した商品の多くを日本で製造

    自社で企画・開発した商品の多くを日本で製造

    代表のアイデアをはじめ、商品開発はほとんど自社によるもの。ECストアで直販する商品だけでなく、通信販売会社やテレビショッピングなどと共同開発も手がけている。商品化にあたっては、3DのCADやプリンターを使って設計し、実寸モデルを制作。検証を重ねてから、国内のファクトリーにて製造を開始する。このプロセスにはメーカーとして一切の妥協を許さないが、企画から完成までのスピードが早く、高品質に加えて迅速な納品に結びついている。

  • 性能や効果の実感値を
    ユーザーに分かりやすく伝える

    性能や効果の実感値をユーザーに分かりやすく伝える

    営業やECストア運営のスタッフは、できあがった試作品を実際に使用。使い心地や操作の簡単さなどをユーザー目線で厳しくチェックし、企画開発部にマイナス点も忌憚なくフィードバック、ものづくりに活かしている。ユーザーからの問い合わせに対しては、スタッフが感じたことも含めて回答しているので、説得力が高く、「使い続けたい」「分かりやすい」と好評を得ている。

  • 細かな検品と丁寧な発送
    徹底したユーザーファーストのEC運用

    細かな検品と丁寧な発送 徹底したユーザーファーストのEC運用

    ファクトリーから納品された商品は、本社でスタッフがしっかり検品。ECストアからの注文に合わせて、動作確認などを行ってから箱詰めして発送している。注文から発送までの連絡、丁寧な梱包、到着確認やその後の使用確認のメールも送付し、ユーザーの美容と健康のための活動をサポートしていることも特徴。「より良い商品をつくり、使っていただくために、お客様からのどんなクチコミも大歓迎です」(櫻井さん)

Omni(オムニ)公式オンラインストアの商品はコチラ

SHOP INFO
Omni(オムニ)公式オンラインストア

“どこにもない”を開発・製造
美容健康家電業界の小さな巨人!

Omni(オムニ)
公式オンラインストア