納豆そのものを超えるパワーをもつ、はすやの「粉なっとう」。気になる匂いやネバネバなどの“納豆あるある”を克服しながら、たったひとさじで納豆約10パック分の納豆菌を摂取できるというから驚きだ。徳島の山間の町で生まれたこの発明は、ここ数年で数々の賞を受賞。2024年には、権威ある「ジャパンフードセレクション」でグランプリに輝いたという。創業者である父の志を受け継ぐ「なっとう3姉妹」と「なっとうママ」のもとを訪ね、誕生秘話や商品の魅力を聞いた。
「第2の脳」といわれるほど、健康に大きな影響をもたらすとされる腸。昨今は、食事などで整腸の促進を期待できるが、はすやは20年以上も前から、優れた健康パワーで知られる納豆菌を生きたまま腸に届け、腸内の善玉菌を強力にサポートする「粉なっとう」を開発し、腸活や菌活を提案している。粉のためネバネバ感はなく、納豆の匂いはかなり抑えられており、ひとさじで40億個もの納豆菌を何にでも混ぜたり、かけたりして手軽に摂取できる。腸のコンディションを整え、健康や美容にプラスの効果をもたらしてくれるのだ。これらの魅力に医・食の専門家も注目。2024年、2万人以上のフードアナリストによる日本初の食品・食材の審査・認定制度「ジャパンフードセレクション」で「グランプリ」に輝いた。
「粉なっとう」は、山々に囲まれた徳島県勝浦町で誕生した。「自然の中で3人の娘を育てたい」と、大手メーカーのエンジニアとして海外でも活躍した創業者が、家族でこの地に移住。自身のサイエンティストな気質を活かしてさまざまな食用菌を研究するなか、日本古来の伝統食・納豆の源である納豆菌の高い栄養価を見直し、独特の匂い・ネバネバと、腸に届くまでに死滅してしまう(熱や酸への耐性が低いため)という弱点を克服。納豆菌が過酷な環境に陥ると「芽胞(がほう)」という殻をつくって冬眠状態に入る特性に着目し、納豆菌を独自に冬眠させて凝縮する、粉末化に成功したのだ。
残念ながら創業者は「粉なっとう」商品化の間もなく急逝。「多くの人を粉なっとうで健康に、幸福にしたい」という思いを家族が受け継いだ。「なっとう3姉妹」の長女・光(ひかる)さんと二女・旭(あさひ)さんはECサイトに進出。英語が堪能な三女・明夏(さやか)さんと、母である「なっとうママ」の有子さんは、日本だけでなくアメリカ、シンガポール、台湾などで開催されるフードフェアに積極的に出店している。
「海外は善玉菌を積極的に摂取するプロバイオティクスが進み、東洋医学にも関心が高いことから『粉なっとう』もスムーズに受け入れられ、なくてはならない存在になったとリピートしてくれるので、うれしいですね」(有子さん)
インタビュー中、「なっとう3姉妹」と「なっとうママ」は、元気でエネルギッシュなだけでなく、実際に肌がツヤツヤだということに気がついた。
「腸が整うと血液もきれいになって、栄養と酸素を体の隅々まで送ることが期待できます。お通じに加え、血行や細胞が活性化するので、お肌がきれいになるといった『美活』も叶うと思います」(有子さん)
この美活と関連して、日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten Girls Award2024 AUTUMN/WINTER」のPRブースへの出展が決まった。
「菌活・腸活はできるだけ早い時期から始めるのがおすすめ。なので、イベントにたくさん集まる若い女性の方々に商品をお伝えして、もっときれいになれる、もっと笑顔になれるお手伝いができるチャンスだと思いました」(旭さん)
当日は商品PRと、「粉なっとう」と並ぶ看板商品「粉ヨーグルト」のサンプルを配布。若い女性が続々と訪れ、「菌活で美活を始めてみたい」との声も聞かれたという。
「食品とは異なるイベントでのPRは、ECショップや国内外でのフードフェアでの提案、販売とは違う手応えがありました。私は子どもがいるので、来てくださった方はもちろん、将来、子どもとも菌活していただければなと思いました」(光さん)
2024年に楽天出店20周年を迎えた、粉なっとう・粉末納豆の「はすや」では、「なっとうママ」の誕生日に全店舗中のデイリーランキング第1位を達成。「2024 楽天ショップ・オブ・ジ・エリア」も獲得した。今後は「粉なっとう」「粉ヨーグルト」に加えて、新しいアイテムも開発中だ。
「日本だけでなく、世界中のお客さまに「菌活、腸活といえば、はすや」と思っていただくことが夢です。菌活、腸活は頑張りすぎず、細く長く続けていただくことが一番なので、私たちはずっとお客さまの健康と幸福に寄り添い続けていきます」(旭さん)
ひとさじ10パック分の納豆に相当
腸活・菌活の「はすやの粉なっとう」が
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