匠のモノ語り
USB Online楽天市場店 インタビュー

専門性にこだわるモノづくりでアスリートの悩みとパフォーマンスをサポート

Text:HIROMI YAMANISHI(HISTOREAL) Photo:JUNKO KAKIMOTO(PERSIMMON) 2022.6.15
USB Online楽天市場店

スポーツ用品、医療用品の企画販売、輸入販売を行うユナイテッドスポーツブランズ株式会社が、ECサイトとして2020年末にスタートさせた「USB Online楽天市場店」。2年目となる勝負の春、主力ブランドである「マクダビッド」から、日本企画の新商品「コンディショニングスリーブ」の販売をスタート。そのプロモーションを行うマネジャーふたりに商品に賭ける思いを聞く。

USB Online楽天市場店

アスリートに選ばれる全米No.1ブランド
「マクダビッド」

スポーツ用品、医療用品の企画販売、輸入販売を行う会社として、2004年9月に設立されたユナイテッドスポーツブランズ株式会社。その主力となるのが、パフォーマンスギアとプロテクティブギアのパイオニアブランド、「McDavid(マクダビッド)」だ。

「マクダビッドは、医療とスポーツの間にあるスポーツメディカルの分野から生まれたブランドで、スポーツで着用した際の耐久性や快適性を重視しています。ケガをした部分や外部の衝撃から体をプロテクトするため、そしてアスリートがパフォーマンスをあげて結果を残すためのギアを取りそろえ、アスリ―トに選ばれるNo.1ブランドを目指しています」(丸小さん)

ユナイテッドスポーツブランズジャパン株式会社 セールスチーム キーアカウントマネジャー 丸小辰範さん
ユナイテッドスポーツブランズジャパン株式会社 セールスチーム キーアカウントマネジャー 丸小辰範さん。学生時時代からマクダビッドのサポーターを愛用。2013年に入社してからも、アメリカンフットボールを続けている。製品を熟知する立場から、全国の大型スポーツショップをはじめとしたアカウントセールスを担当している。

実際のアスリートたちは、マクダビッドの商品をケガをした後に使用するのがほとんど。しかし丸小さんは、「予防」にも使ってほしいと主張する。

「1回ケガをしてしまうと、そのあとのプレイに支障が出てしまう。実際にケガをしないとわからない部分もあると思うのですが、プロテクトギアは予防用に使ってほしいと思います。疲労がたまっている体のリカバリーなど、日常生活の中でのコンディションを整える意味で、ライトに使用していただきたいですね」(丸小さん)

そんなマクダビッドから、“スポーティにアクティブに生きる人々が、あらゆるシーンで使いやすいコンディショニングギア”として、2022年4月に満を持して販売を開始した商品に「コンディショニングスリーブ」がある。

コンディショニングスリーブシリーズ
コンディショニングスリーブシリーズ

「曲げ伸ばし時に負担がかかるヒザやふくらはぎに配置された“サポートライン”は、部位のサポート力を強化しつつ肌当たりはソフトに、上端部はすべりにくく、ずれ落ちを防止する加工になっているなど、快適性とサポート力を強化しています。生地をはり合わせるのではなく縫製を変えているので、一見すると1枚の黒い布に見えるのが特長です」(佐藤さん)

コンディショニングスリーブシリーズの特徴
上端部は滑り止め機能を持つ「糸」を編み込み、使用中のずり落ちを防止する「アンチスリップ加工」。ヒザやふくらはぎは、テーピング理論に基づいた独自の「サポートライン」が部位の圧迫サポート力を強化。

「今までの市場には年配の方が使うようなソフトなサポーターは多くあったものの、実際にアスリートが使用するにはサポート機能が足りないものが大半でした。その点、『コンディショニングスリーブ』は、しっかり着圧して圧迫するサポート力と、非常に薄型でソフトな肌あたりの快適性、この2つの両立を実現しています」(丸小さん)

プロだけでない、全“アスリート”の
パフォーマンスを最大化するのが願い

2020年から続くコロナ禍で、スポーツイベントは減少。一方、家中心の生活での運動不足から、個人でトレーニングをスタートする人も増えた。2022年に入り、商品の売り上げも回復してきた。

「プロだけではなく、趣味で運動をしている方もみな、“アスリート”です。そういったアスリートの方々の全てがケガなく、100%パフォーマンスを発揮できることが我々の願い。1回ケガをしてしまって休んでいた方が、再開しようとした矢先にまたケガをすることも少なくない。予防としても使っていただければ」(丸小さん)

スポーツ店での販売と並行してWEBサイトでの販売も行っていたユナイテッドスポーツブランズだが、2020年末から本格的にオンライン販売を強化。「USB online楽天市場店」をスタートさせた。

「特にサポーターは“実際にフィットしていること”が効果を発揮する最大のカギなので、オンライン販売では正しいつけ方や機能性の説明をなるべく画像も含めて表現するようにしています。『USB online楽天市場店』はメーカー直営店ですので、実際の商品に関して熟知しているスタッフやトレーナーもおります。お客さまに合ったものをおすすめできるよう、日々気をつかっています」(佐藤さん)

ユナイテッドスポーツブランズジャパン株式会社 デジタルマーケティング マネジャー 佐藤哲朗さん
ユナイテッドスポーツブランズジャパン株式会社 デジタルマーケティング マネジャー 佐藤哲朗さん。体育大学卒業後「スポーツに携わりたい」という思いから、スポーツショップでの販売、プロモーション担当を経て2015年入社。オンライン関係のマーケティングを統括している。

とはいえ、オンライン販売だとやっぱり購入後にサイズが合わなかった……といったこともあるだろう。「USB online楽天市場店」では、直営店ならではのサポートとして、試着してみて合わなければ一部商品に関しては無償で返品交換保証を行っているので安心だ。

「小さなケガだったとしても、運動ができなくなることだけでなく、日常生活に支障がでたりすることにもあります。悩みを持つアスリートのみなさんに合った商品を提案できるよう、日々努力を積み重ねていこうと思っています」(丸小さん)

Three Focus Storys

  • 購入前、ヒザのお皿の中心をメジャーで測定を

    購入前、ヒザのお皿の中心をメジャーで測定を

    ヒザまわりのサポートする「MA 101 コンディショニング ニー」、下腿、ヒザ、大腿をサポートする「MA102 コンディショニング フルレッグ」は、ヒザを20度程度曲げた姿勢で、ヒザのお皿の中心を横切るようにメジャーで測る。「『身長180cmなんですが、どのサイズにすればいいですか?』とか『標準体型なのでMでいいですか?』などのお問い合わせも受けますが、身長や体型よりも筋肉のつき方でサイズが変わってくるんです。正しい位置で正確に測っていただくことで、商品の機能を最大限に引き出していただきたいと思っています」(佐藤さん)

  • 多くのアスリート、チームがマクダビッドを愛用中

    多くのアスリート、チームがマクダビッドを愛用中

    1969年、ロバートF.マクダビッドⅡ博士が、アメリカシカゴで研究開発を開始して以来、アスリートのパフォーマンスを支え続けてきたマクダビッド。「2008年、2012年、2020年の五輪金メダリスト、ハンドボール フランス代表のニコラ・カラバティッチ選手や、2020年東京五輪の金メダリストであり、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手、バスケットボールの川崎ブレイブサンダースや宇都宮ブレックス、レバンガ北海道などチームのサポートを行っています。山田選手はプロになる前、高校時代から使ってくださっていると聞いています。そういう選手が他にも、たくさんいらっしゃいます」(丸小さん)

  • 「コンディショニングスリーブ」は日本企画

    「コンディショニングスリーブ」は日本企画

    マクダビッドは「アメリカの4大スポーツ」でもある、アメリカンフットボールやバスケットボールなどで使用率や実績が高いブランド。「1988年に日本に上陸し、長い年月支持されていますし、日本独自の企画や日本仕様で加工を加えている製品も多くあります。『コンディショニングスリーブ』は日本企画。まだ海外にはリリースされていない商品です。サイズもSからXLまであるので、小・中学生、高校生、大学生の部活動、医療施設やトレーナーの方など、多くの方々に愛用いただける商品になると思います」(丸小さん)