創業60年を越える盛岡の老舗時計宝飾店「MICHIMATA」。店内に一歩足を踏み入れると、広々とした空間に高級腕時計がずらりと並び、訪れる人を魅了する。MICHIMATAでは4年前からネットショップ「MICHIMATA ver.R」も運営。実店舗と変わらない温もりあふれる対応が評判を呼び、リピーターが増加中。ユーザーを満足させる細やかな配慮とは?
その秘密を探る。
北東北の玄関口、岩手県盛岡市の時計宝飾専門店・MICHIMATA。今から60年以上前の創業時は、自転車や靴などの修理店を営んでいた。二代目で現在の代表取締役社長である道又和人氏が、盛岡大通商店街に時計宝飾専門店を開業。真摯に商売を営むうちに“盛岡の時計店=MICHIMATA”となるまでに成長した。
「会社のモットーは“いいものを真心こめて”。これまでこの気持ちを常に心に留めて、お客様との信頼関係を築いてきました。これからも変わらずに守っていきたい」と語るスタッフ。
お客様から信頼を得るために、注力していることのひとつがアフターサービス。高級腕時計を購入する上で、ユーザーが求める大事なポイントでもある。販売時に商品について説明するのはもちろんのこと、購入後の修理や調整対応も徹底。MICHIMATAには時計と宝飾の技術スタッフが在籍しているので、的確な説明や迅速な対応が可能なのだ。アフターサービスにも誠意を込めて接することでお客様が安心感をもち、それが信頼へとつながっている。
「老舗店の伝統を受け継ぎながら、いつも一年生の気持ちで営業している」と話すスタッフの謙虚な姿勢にも、時代に流されることなくMICHIMATAが愛されている理由が垣間見えた。
MICHIMATAが4年前から挑戦しているのが、楽天市場のネットショップであるMICHIMATA ver.Rの運営だ。立ち上げ当初、担当は1人だったが、現在では3名体制になるほど年々売上が伸びている。取扱いブランドは、「シチズンプレミアムドアーズ」の3ブランドである「ザ・シチズン」、「エコ・ドライブ ワン」、「カンパノラ」や「グランドセイコー」をメインに、時計マニアから初心者まで満足できるラインナップ。
インターネットショッピングを楽しむことが日常的になった現代でも、高額な商品を購入することに抵抗のあるユーザーは多い。その不安を解消すべく、MICHIMATAではきめ細やかなサービスを実施。受注時には、自分用かギフト用か、時計好きか初心者か……など、少ない情報のなかからユーザーの特徴をチームで探り出す。そこで出した答えをもとに、一人ひとり内容を変えてメールを送っている。
また、商品に同梱する手紙にもこだわりがある。定型の文章を印刷した手紙を使うショップが多いなか、お客様に寄り添った内容で一通一通、手書きをしている。商品が手元に届いたときに確認してもらいたい事項や時計の特徴、そしてなにより感謝の気持ちを確実に伝えたいからだ。
ユーザーが気になるアフターサービスに関しても、実店舗と変わらぬサービスを受けられるのも心強い。ネットショップでありながら“人の温もり”を感じる対応で、リピーターを増やしているMICHIMATA ver.R。老舗ならではの実績とお客様からの信頼を守り続けながら、MICHIMATAはつねに前進している。
実店舗もネットショップも
“温もりあふれる”対応で
リピーター増加中