匠のモノ語り
イツキサイン

遊びゴコロを取り入れた高品質アイテムをスピーディに商品化

右から、石井奎伍さん、森健史さん、鈴木寛俊さん、ダワディ・ケマ・バハトラ。アットホームな雰囲気の第3工場で、フットプッシュ消毒スタンドの製造に日々勤しんでいる。
Text:HIROMI YAMANISHI(HISTOREAL)Photo:JUNKO KAKIMOTO(PERSIMMON) 2021.6.15
イツキサイン

鉄、アクリル、シート、木材を扱うものづくりの会社として、多くの製品を製作してきた、埼玉県の樹サイン。その能力を生かして昨年からEC事業部とともにスタートさせたのが、アクリルパーテーション、フットプッシュ消毒スタンドの製作。フットプッシュ消毒スタンド工場とEC事業部のある第3工場で、ものづくりへのこだわりと情熱を見せてもらった。

イツキサイン

品質に優れた国産材料を使った
オーダーメイドが可能

平成11年の会社設立から、数多くの有名店や施設のサイン、看板を手がけてきた樹サイン。現在ベテランから若手まで、ものづくりが好きな約50人のスタッフが在籍し、埼玉県内に本社と2つ工場を展開して成長を続けている。看板のエキスパート会社に転機が起こったのは、昨年から続くコロナ禍だ。

「本社の近くに施設があって、近くを高齢の方がよく散歩をされているんです。その様子を見ていた社内から『ご高齢の方々が食事をするときに、アクリルパーテーションがあったら不安が減るのでは?』という声があがって。弊社の技術を使って、地域に貢献できるのでは? と、満場一致で製作を開始しました。

まずは地域のお客様に向けて発信させていただいたところ需要も高かったので、2020年8月からEC事業部を立ち上げて本格的に製造を始めました」(EC事業部/飯泉千夏さん)

アクリルパーテーション
地域貢献のためにつくり始めたアクリルパーテーション。「日々改良を続けていて、圧迫感を感じにくいラウンド型の開発も進んでいます」(EC事業部/比留田亮さん)

樹サインでは、企画、設計、デザイン、全てを一貫して自社で行っているが、アクリルパーテーション製造に関してもその実績が生きている。

「樹サインのアクリルパーテーションは、国産の品質の優れた材料を使ってオーダーメイドができます。ロゴを入れたり模様を入れたりしてオリジナリティを出せば、愛着を持っていただけるはず。大事に長く使っていただける商品づくりを目指しています。注文状況にもよりますが、オーダーメイド商品はお電話いただいて5日くらいでできると思います」(飯泉さん)

オーダーメイドを始めたきっかけは、同じく埼玉県に本拠地を置く、西武ライオンズからの依頼。

「せっかくなので“西武ライオンズ”というロゴを入れて納品したい、と思い始めたんです。そこからレーザーで彫刻して企業様の名前を入れたものを販売したら? という考えにいきつきました。おかげさまでとても好評でした」(飯泉さん)

フットシール
入社3年目の飯泉さん。「アクリルパーテーションと同じタイミングで販売を開始した床用ステッカー。やはり遊びゴコロは大事。お子さんが楽しく予防対策をできるような、可愛いシールも多く企画、デザインしています」

各分野のエキスパートが分担作業を徹底

アクリルパーテーションの販売から少し経って開発、生産を始めたという、フットプッシュ消毒スタンド。

「こちらも、名前入りのオーダーメイドを受けつけています。弊社ホームページ中でフォント、カラーを選んでいただくことも可能ですし、オーダーに沿ってデザインすることもできます」(比留田さん)

ECサイトでの注文ということで、気をつかっている点も多々ある。

「傷がつきやすいフットプッシュ消毒スタンドの配送のために、オリジナルの緩衝材を使っています。弊社のフットプッシュ消毒スタンドは組み立て不要。箱から出してすぐ使える状態になっています。ダンボールを開けたら、“サンキュー”というスマイルが出てきたり、ここでも遊びゴコロは大事にしていますね」(比留田さん)

樹サインでは営業、図面、製作、現場施工、経理総務、EC、工場とそれぞれの分野のエキスパートたちが役割を分担して作業を進めることで、スピーディな商品化を実現している。

フットプッシュ消毒スタンドの製造工程

「スタッフが出したアイデアがイメージしやすい図面になったら、ベテラン職人がすぐに形にしてくれる。遊びゴコロがあって、使う人のことを第一に考えた商品がスピーディにあがってくるのが樹サインの強みです。私のあとにも、ものづくりが好きな新入社員もどんどん入ってきています」(比留田さん)

新商品のアイデアがスタッフ間で、どんどん湧き出ていると同時に、主力商品も日々改良を行っているという樹サイン。「積み重ねが満足度の向上につながり、売り上げにも反映されるはず」という、岡村直樹代表のもと、人々の新生活をサポートする新しい商品を今後もつくり続けていく。

Three Focus Storys

  • 遊びゴコロのあるデザイン

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    「開発までが早い」理由は、スタッフからアイデアが出てきたら、すぐにデザインにおこすことができるため。フットプッシュ消毒スタンドのデザインを担当するのは、何度もグッドデザイン賞入賞経験があるという、ベテランデザイナーの森健史さん。「踏むと音が鳴ったり、可愛い形だったり、子どもが楽しめるスタンドがあったらいいな、と。ぬくもりが感じられるような木製のものも試作中です」と、参考に購入したおもちゃが並ぶ作業机で、次々に新アイデアを図面にしていく。

  • 細かいところは手作業で

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    ペダルとスタンドがぴったり合うように溶接したり、安全に使えるようにステンレスの切り口を処理したりといった作業は、スタッフが1本1本確認しながら、手作業で丁寧に行っている。第3工場で1日に完成するフットプッシュ消毒スタンドは約50個。“少数精鋭”のスタッフたちの目が行き届いた商品のみが出荷される。

  • 国産の材料と品質にこだわりあり

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    「アクリルパーテーションの製造・販売はライバル会社も多いのですが、樹サインでは“質”で勝負。国産の材料にこだわり、スタッフの手作業を含めた丁寧な製作過程を評価していただけると思っています」と比留田さん。現在、ECでの1日の注文は約100件。「弊社のアクリルパーテーションは全て強度の確認をしてから商品化しているので、よっぽどのことがないと割れません。表面は水拭きか、中性洗剤を薄めたもので拭いていただければ長くお使いいただけます。保証期間は1か月ですが、実際はご相談があれば、できる限りお答えいたします」(比留田さん)

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