100%自然の原料で、人工的な添加物もなし。「自身が使いたいもの、家族に使ってほしいもの」をつくることを信念に、“100%ピュアナチュラル”な商品で成長し続ける、株式会社アビオス。代表のオーガスト・ ハーゲスハイマー氏の思いを受け継ぎ奮闘するスタッフに、商品づくりにおけるポリシー、今後の展望を聞いた。
数多くの著書を持ち、NHK文化センターのセミナーなどの講演を積極的にこなす、栄養科学博士でアンチエイジングスペシャリストのオーガスト・ ハーゲスハイマー氏。そのオーガスト氏が、今から約15年前につくり出したのが、「ベジパワープラス」だ。
「当時体調が悪かったオーガストが、ホリスティックの講師に勧められたのが“青汁”。飲んだら元気になったようですが、原材料を見て疑問を感じたそうです。そこでオーガニックな原料をブレンドして、自分で青汁をつくってみたのが始まりと聞いています」(村上さん)
「ベジパワープラス」は、キレイな大地で育った若草、ミネラル豊富な海藻類、サボテンなどの多肉植物など20種類の厳選材料をブレンドした、スーパーフード青汁。爽やかな口あたりで飲みやすく、世間一般の人たちが考える青汁の味をくつがえす美味しさだ。
「オーガストはもともとグルメ。美味しいものじゃないと続けられないという考えから、製品の味にも相当こだわっています。ベジパワープラスは当時2歳だった自分の娘に味見役をさせていたそうです」(本多さん)
「私も入社前から飲んでいますし、息子も毎朝飲んでいます。忙しい毎日をおくっていますが、疲れにくくなったと実感しています」(鈴木さん)
「ベジパワープラス」の購入者のメインは、30代〜40代。購入者からは疲労回復の他にも便秘や肌荒れ、花粉症などが良くなったという声があるそう。
「アビオスの製品は農薬を使わない100%自然の原料で、科学的に抽出したオイルや人工的な添加物も一切なし。栄養価をまもるために、非加熱、丸ごとにこだわっています。いつでもどこでも飲めるし、スムージーやプロテインに混ぜるのもおすすめです」(村上さん)
意外にも、アビオスの製品の原材料のほとんどは外国製だという。国産の材料にこだわらない理由を聞いてみた。
「灼熱の砂漠に生えているサボテンや、冷たい海から採った海藻、それぞれの植物がその土地の過酷な自然と戦うために貯めている力を取り入れたいので、同じレベルの原材料を日本のみで手に入れるのは難しいんです。そのとき一番いい状態のものであれば、日本産にはこだわっていません。
最終加工は日本で行っていますが、とにかくオーガニックなものを受け入れてくれる工場自体が少なくて。例えば、ベジパワープラスは『添加物は入れない』『20種類をキレイに混ぜる』『混ぜたら酸化しないよう、すぐ窒素充填する』などいろいろオーダーした結果、それを承諾してくれる静岡の工場にお願いしています」(村上さん)
また、ナチュラル、無添加、無農薬の商品を扱っているからこそ、サステナビリティにも積極的に取り組んでいる。
「『アサイー100』という商品は、ボトル内の緩衝材にビニールを使っていたのですが、医療用グレードのコットンに変えました。ドリンクのキャップを包んでいるビニールは紙に。梱包する箱もできるだけちょうどいい大きさになるように、考えています」(本多さん)
「農薬はその土地の土や野菜に影響するだけではなく、周辺に暮らす人たちにも影響する。“農薬を使わない”ということは、とても意義のあることだと思っています。アビオスではこれからもどんどん、できるところからやっていきたいですね」(鈴木さん)
少数精鋭の9人のスタッフで輸入、製造管理から卸販売、小売りをこなすアビオスだが、常に新たな商品開発やネットショップ向けの商品選定を行っている。
「オーガスト自身が使いたいもの、家族に使ってほしいものをつくっていきたいという思いはずっと変わりません。原材料や生産過程を吟味しているので時間はかかりますが、まだまだ、ご紹介したい製品はあるので、期待して待っていただければと思います!」(村上さん)