匠のモノ語り
「パン好きの牛乳」の企画・開発を手掛ける金か食品の社員の皆さん

製菓・製パン材料メーカーの“パン好き”が作り上げた“パン好き”のための牛乳

「パン好きの牛乳」「パン好きのカフェオレ」の商品イメージ

ストレートな商品名で、2018年4月の発売以来“パン好き”な人たちの心をとらえた「パン好きの牛乳」。そして今年発売した「パン好きのカフェオレ」も牛乳を上回る勢いのヒット。「パン好き」シリーズの後継ラインナップも開発中という。“パン好き”な社員たちは今日もチャレンジし続けている。

グルメ カネカ食品

パンの味を引き立てる
「すっきりした味わいの牛乳」を試行錯誤

「パン好きの牛乳」について熱く語るカネカ食品の社員の皆さん
左上から時計回りに、株式会社カネカ Foods & Agris Solutions Vehicle 乳製品事業開発Strategic Unit 販促企画チーム 天川 隼人さん、同・中原実香さん、カネカ食品株式会社 市場開発統括部 乳製品営業部 徳原聖子さん、同・松下翔児さん

1949年創業以来、マーガリン・ショートニング、イーストを主力事業としてベーカリーや菓子を中心に業務用食品素材を展開してきた株式会社カネカ(以下カネカ)と、その販売会社として60年以上の歴史を持つカネカ食品株式会社(以下カネカ食品)。

そんなBtoB企業のカネカが、酪農から乳製品の生産販売まで一環した乳製品事業を新規に展開したい、と考えたのが今から3年ほど前。

国内の酪農業は、後継者不足や労働力不足などから厳しい環境にさらされており、離農の加速など大きな課題となっている。

その社会的課題に対し、酪農家とともに魅力ある酪農業を考え、持続可能な酪農を推進することを事業展開の理念とし、2018年4月に乳製品事業へ参入した。

商品第1号として開発されたのが「パン好きの牛乳」だ。ベーカリー業界と強い繋がりを持つカネカとカネカ食品は、乳製品事業を通じてパン食を応援する取り組みも考え、パン愛好家へのグループヒアリングを実施した。そこで「パンには牛乳」と、王道とも思われていた組み合わせについて聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。

「パン好きの牛乳」の商品イメージ

「濃厚な牛乳は美味しい。でもパンと一緒に食べるとパンの味が消えてしまう。パンの味がもっと引き立ったらいいのに」。その意見に注目したカネカメンバーたちは、「牛乳のコクのある味わいはそのままで、パンの味を引き立てる、すっきりした味わいの牛乳はできないものか?」という考えを元に、商品開発をスタートした。

牛から絞った生乳は必ず加熱処理がされるが、この時、独特の臭みが発生する。この臭みが苦手だという人は、少なくない。そこで注目したのが1988年よりオーガニックの乳製品を製造販売している、ベルギーのPUR NATUR社の製法。牛乳加熱時の温度と時間を丁寧に調節する製法で、牛乳本来のコクはそのままに、すっきりした後味を実現させている。カネカは、PUR NATUR社と技術提携を結び、その製法に基づいて、北海道産の生乳を原料に試行を重ね、2018年4月、「パン好きの牛乳」を発売する。

「パン好きの牛乳」はインターネットで購入できるほか、ベーカリー店舗やスーパーマーケットでも展開。現在530店舗以上で取り扱いが実現(※2019年6月末時点)。

牛乳の美味しさを損なわない
生乳94%のカフェオレもヒット

左:東京「青山パン祭り」でのカネカ食品ブース 右:神奈川「パンのフェスin横浜赤レンガ」でのカネカ食品ブース
“パン好き”が集まる野外イベント、「青山パン祭り」(東京)や「パンのフェスin横浜赤レンガ」(神奈川)のカネカ食品ブースは大盛況に。「この商品名はズルイ!(笑)」と、お客さんに言われたとか。

パン好きが集まるイベントにも積極的に参加。東京で行われた「青山パン祭り」では、ある出会いがあった。同じく出店していたコーヒーショップのバリスタが、その場で「パン好きの牛乳」に合うブレンドでカフェオレを作ってくれ、それがとても美味しかったのだ。

ちょうどその時、“カフェオレとパン”という組み合わせは「一緒に食べる割合が8割を超える」というデータに基づき、社内でカフェオレのレシピ開発を行っていたものの、なかなかうまくいかない時期だったため、早速バリスタにアドバイスをもらいながら試作を繰り返し、「パン好きのカフェオレ」の誕生に至ったのだという。

生乳・コーヒー・砂糖だけで作っているので、原料にはこだわった。伝えたいのは「後味すっきりだけど、濃厚な味わい」。でもコーヒーの苦味が効いていないとカフェオレではない。苦味が強く出すぎないで、牛乳の味を引き立てる、という観点から、グアテマラ産の豆を厳選した。

「パン好きの牛乳」発売から1年後の2019年4月、生乳94%の「パン好きのカフェオレ」の販売が開始される。現在発売約4か月で、「パン好きの牛乳」の販売数を追い越す勢いだ。

「パン好きのカフェオレ」の商品イメージ

今後の商品ラインナップも続々開発中。“飲み切りサイズ”である、200mlの「パン好きの牛乳」「パン好きのカフェオレ」を近く発売することが決定している。多くのパン好きたちは「パンを食べている時に幸せを感じる」という。この「パン好きの牛乳」「パン好きのカフェオレ」があれば、その時間はさらに特別なひと時となるはず。“パン好き”の人たちには、1日の始まりの朝や休日のひと時に、この至高の組み合わせを体験してみて欲しい。

Three Focus Storys

  • パンとの相性は「旅するパンマニア」代表も認めるほど

    「パン屋さんめぐりの会」の代表を務める片山智香子さん

    “パン好き”たちが集まるコミュニティー「旅するパンマニア」の代表を務める片山智香子さん。全国2万人の会員を持ち、SNSでの情報交換や、年に1回のオフ会開催などの活動を行っている。オフ会で「パン好きの牛乳」を試飲してもらったところ、大変好評だったそう。当初はパンの味を消してしまう牛乳は苦手だったという片山さんも、「パン好きの牛乳」のおかげで、すっかり苦手意識はなくなった。「パン好きの牛乳」とおすすめの組み合わせは、ドライフルーツやナッツがたっぷり入った自然の甘みを感じるパン。「パン好きのカフェオレ」との組み合わせのおすすめは、チョコクリームが入ったパンやクリームパンなど糖の甘みが楽しめるものだという。パンマニアとして、200mlサイズの発売を、心待ちにしているそう。

  • 牛乳嫌いも認めた「パン好きの牛乳」の飲みやすさ

    「パン好きの牛乳」の商品イメージ

    北海道産の生乳を、ベルギーPUR NATUR社の製法で加熱した「パン好きの牛乳」。本商品はコクのある味わいはそのままに、すっきりした後味を実現している。「牛乳が飲めなかった」というカネカ食品社員も、すっかり、朝は牛乳×パン派になったのだとか。

  • コーヒーの苦みがわずかに効いた生乳94%のカフェオレ

    「パン好きのカフェオレ」の商品イメージ

    「パン好きの牛乳」をベースに、深みのある味わいが特徴のグアテマラ産のコーヒー豆を合わせた、「パン好きのカフェオレ」。「カフェオレにはクロワッサン」というパン愛好家の意見を元に、パッケージに掲載するクロワッサンの写真は形や色など、とことんこだわり抜いた。生乳94%で、砂糖の使用もごくわずか。コーヒーのほのかな苦みが効いているものの、まろやかで飲みやすいので、小さなお子さんでも楽しめる。

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「パン好きの牛乳」「パン好きのカフェオレ」の商品イメージ

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“パン好き”が作り上げた
“パン好き”のための牛乳

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