ファミリーキャンプを楽しむシーンのイメージ写真

初めてのファミリーキャンプ基本のキ

一過性のブームではなく、もはや定着した感のあるファミリーキャンプ。シーズンを迎え一層の盛り上がりを見せています。今年こそは家族と一緒に初のキャンプに行ってみたいと思っているパパも多いと思いますが、やはり最初の1歩は踏み出しにくいもの。ということで今回、キャンパーたち御用達のブランドColeman協力のもと、初めてのキャンプを楽しむ“コツ”をご紹介します! Edit&Text:KAZUYUKI NOMURA Photo:HAO MODA

2019.07.16

コールマンジャパンの佐藤明さん
Colemanの
“ベテランパパキャンパー”に聞く
初めてのキャンプを
楽しむコツ
コールマンジャパン
マーケティング本部 マネージャー
佐藤 明さん

プライベートはもちろん、仕事でもキャンプ漬けの日々を送る2児のパパ。ファミリーキャンプは娘さんが3歳の頃から始め、中学生になった今でも時間が合えば一緒に行くベテランパパキャンパーだ。「家族と一緒に行くと普段とは違う一面が見れて、子供たちとの距離も近くなります。初めてだとどうしても恥をかきたくないと思う人が多いのですが、逆に失敗がいい思い出になるはず。ぜひ積極的にファミリーキャンプに挑戦してほしいです」

Coleman

初心者から上級者まで、アウトドア好きに知らない人はいない老舗キャンプギアメーカーColeman。今では当たり前になったオートキャンプのスタイルや、大型ドームテントのパイオニアとして、現在は幅広いラインナップを展開。初心者がまずは購入して間違いのないブランドのひとつだ。

Point1 キャンプは「衣・食・住」ではなく「住・食・衣」の順で テントのイラスト

寝室にはこだわりましょう! テント内の寝室スペース

「キャンプをするにあたって、一番大事になるのが寝るところ。ここが快適でないと、奥さんや子供たちは特に辛いはず。よく衣・食・住といいますが、キャンプでは『住・食・衣』の順でそろえてください。しっかりと眠れる環境をつくるには、マットが重要です。キャンプ場は地面に凹凸があり、冷気も下からきます。最近はエアマットをはじめ、インフレータブルマットや簡易携帯用ベッドのコットなど種類があるので、お好みで選ぶと良いと思います。」

重要なのはマットと寝袋! テント内の寝室スペースをチェックするコールマンの佐藤さん

「マットがふかふかでも、寝袋がペラペラだと快適にはほど遠くなります。キャンプ場は日中どれだけ暑くても、夜中になると急に冷え込みます。寝袋は温度域で選べるようになっているので、キャンプ場の最低気温をあらかじめ調べておき、そこからマイナス5℃くらいまで対応できる寝袋を選ぶようにしましょう」

Point2 大人と子供が快適に楽しめる活動スペースをつくりましょう! ファミリーキャンプを楽しむための活動スペース

皆が楽しめる理想的なキャンプサイト!

「ファミリーキャンプの基本的な構成は、テント内をベッドルームとして使い、タープの下にリビングをつくります。そしてその前にキッチンや焚き火台を置き、リビングスペースにするのが一番スタンダードです。寝る時以外はここで過ごすことになるので、効率よく、子供も大人も楽しく安全に過ごせるようにレイアウトしましょう」

オススメはテント&タープが一体になったツールームタイプ

「これまではテントはテント、タープはタープとして揃えるのが一般的でしたが、最近はテントとタープが一体になったツールームタイプがファミリーキャンパーに大人気で、私もこちらをオススメします。理由としては、単純にこれひとつ立てれば終わる手軽さ、そしてテントとタープを別々に買うより安くすむコスパの良さです。また、テントとタープが別々だと、どうしても連結部分に隙間ができますが、これなら雨の時などにもフルクローズできるので、初心者の方でも安心です」

ツールームタイプのテントを探す リビングスペースはロースタイルが◎! 左:リビングスペースに並べたイスとテーブル 右:リビングスペースでくつろぐコールマンの佐藤さん

「テントの前につくるリビングスペースは、ご飯を食べたり、談笑したり、大人たちがお酒を飲んだりするスペース。基本構成はテーブルとチェアがあればOKですが、さまざまなスタイルのアイテムがあり、迷われる人も多いと思います。私としては、ファミリーキャンプであればロースタイルがオススメです。理由は小さい子供たちと大人の目線を合わせられるから。テーブルもチェアも高さを2段階に調整できるタイプのものがあるので、そういったものを選ぶのが良いと思います」

テーブルセットを探す キッチンスペースもあればなお良し 左:キッチンスペースで料理の準備中 右:キッチンスペースで料理をするコールマンの佐藤さん

「ファミリーキャンプの場合、料理をつくるキッチンスペースも独立してつくったほうが良いでしょう。料理をリビングスペースで済ませようとするとすごく散らかってしまいますし、子供が走り回ったりすると包丁などもあるので危ないのです。ある程度の高さのあるキッチンテーブルがあれば男性でも調理がしやすく、バーナーやクッカーなどをコンパクトにセッティングすれば動線も確保できるのでグッと楽になりますよ! 調理器具などは最初から全部そろえなくとも、最初は家庭にあるものを代用しても良いと思います」

キッチンテーブルを探す パパの楽しみといえばお酒と焚き火 左:テント前に設置された焚火スペース 右:焚火スペースで楽しむコールマンの佐藤さん

「キャンプといえば焚き火。特にパパは焚き火をしながらお酒を飲むのが至福のひと時なんて人も多く、私もその口です(笑)。ファミリーキャンプの場合、焚き火台を使うと思いますが、焚き火台を囲むファイアープレーステーブルもあったほうが良いと思います。お酒やおつまみを置くのに便利ということもありますが、小さい子供が焚き火に近づき過ぎてしまうのをガードしてくれるからです。家族の安全はしっかり確保してください。じゃないと自分も楽しみきれませんから」

ファイヤープレーステーブルを探す 焚き火台を探す

Point3 マストで持っておきたい&あると便利なアイテム

マストで持っておきたいペグハンマーとペグ ペグハンマーとペグを持つコールマンの佐藤さん

「結構見落とされがちなのですが、テントを設営する際に必要なペグとハンマーはしっかりとしたものを別で買って持っていったほうが良いです。テントを買うと付属でハンマーもペグも付いてくるのですが、ほとんどが簡易的プラスチックのものなので、地面が硬いキャンプ場だと入らない場合があるんです。鉄製のハンマーペグとペグなら打ち込むパワーが全然違いますし、設営はもちろん撤収の際のペグ抜きもとても楽なのです」

マストで持っておきたいガスorガソリンランタン あると便利LEDランタン 左:吊り下げられたガソリンランタン 右:テーブルに置かれたLEDランタン

「キャンプ場の夜は真っ暗になるので、ランタンはマストアイテム。忘れてしまうと何も見えないなんてことになってしまいます。ひと口にランタンといってもさまざまな種類がありますが、エリアを全体的に照らすエリアランタンと、テーブルなどを照らすスポットランタンは最低限欲しいところです。選び方としては、エリアランタンは光量が大きく雰囲気も良くなるガソリンランタンか、ガスランタンがオススメ。テーブルなどの幕の下は火を使うと危険なので、LEDランタンを使うようにしましょう。トイレなどに行く時に必要なハンドライトも忘れずに」

ガスorガソリンランタンを探す LEDランタンを探す あると便利ハイバックのリクライニングチェア タープ下に設置されたリクライニングチェア

「チェアは何脚あっても困りませんが、ハイバックのリクライニングチェアがあるととってもリラックスできて良いと思いますよ。自然の風を感じながらリラックスするのもキャプの醍醐味です。キャンプをしない時は自宅のベランドなどで使っても◎です」

ハイバックチェアを探す あると便利荷物を運搬するキャリーカート 荷物運びに便利なキャリーカート

「最近大人気なのが多くの荷物を楽に持ち運べるキャリーカート。車で移動するにしても、マンションから駐車場まで、キャンプ場の駐車場からサイト周りまで、重い荷物を持ち運ぶのは大変。これがあると多くの荷物を楽に運べるのでオススメです」

キャリーカートを探す

番外編 キャンプの楽しみはやっぱりご飯!簡単につくれる激ウマおつまみレシピを公開

左:まんまるオムライスを調理中 右:おつまみを作るコールマンの佐藤さん

キャンプの楽しみといえば、やっぱりご飯。定番のBBQやカレーライスなども良いですが、子供たちも好物でパパのおつまみにもなる、超簡単おつまみレシピを教えてもらいました。

使うアイテムはコレだけ! コールマンのおつまみクッカー

誰でも簡単に、いろいろなおつまみがつくれるコールマンのおつまみクッカー。ハンドルは取り外し可能なので持ち運びも楽々。キャンプはもちろん、普段の料理やホームパーティーにもオススメのアイテム。

Menu.1 まんまるオムライス

【レシピ】
(1)ケチャップライスを、おつまみクッカーよりひと回り小さめサイズで、丸型おにぎりにする。
(2)卵と牛乳をよく混ぜ合わせ、卵液をつくる。
(3)おつまみクッカーを弱火にかけ、型にバターを少々塗り、それぞれの型に卵液を7分目まで流し込む。
(4)(1)でおにぎりにしたケチャップライスを入れて、卵に火を通す。
(5)片面の空いてる方に卵を7分目まで流し込み、(4)の卵が上になるように被せる。
(6)(5)の卵が固まったら、たこ焼きのように転がしながら、形を整えてできあがり!

Menu.2 手づかみ豆乳バナナケーキ

【レシピ】
(1)バナナをフォークでしっかりと潰し、卵、薄力粉を加えて混ぜ合わせ、
そこに豆乳を少しずつ加えながら混ぜ合わせ、生地をつくる。
(2)おつまみクッカーを弱火にかけ、(1)の生地を流し入れる。生地の表面が固まりだしたら、
ひっくり返して火を詰め、1分ほど置き余熱で火を通す。

GOODA×キャンプライフ 山のイラスト
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